安保瑠輝也、ダメージを負ったアビディへの“気遣い”に称賛の声相次ぐ「安保優しい」「リスペクトやな」
【画像】アビディをなぎ倒した安保“衝撃”の左

 46歳、K-1重量級黄金期のトップファイターとして活躍した“マルセイユの悪童”が一夜限りの電撃復活。緊急オファーを受け戦う姿にファンからは「男気を感じた」「来てくれてありがとう」と感謝の言葉が。その思いは、対戦相手を務めた安保瑠輝也も変わらず。試合途中には、ダメージを負ったアビディに何気ない配慮を見せ、リスペクトの思いを感じさせる一幕があり、ファンから「安保優しい」「リスペクトやな」といった反響が寄せられた。

【画像】アビディをなぎ倒した安保“衝撃”の左

 2月19日に幕張メッセで開催された「BreakingDown7」のメインイベントで安保瑠輝也 とシリル・アビディ(フランス)が対戦。試合は3ラウンド、安保がアビディからKO勝ちを収めた。

 現在100キロ台のアビディと約80キロに増量した安保の対戦。年齢差はアビディが46歳に対して、安保は27歳。体重差と年齢差のある対戦。さらにアビディには長いブランクがあり、1カ月前の緊急オファーなど高いハードルがあるなかで1分×3ラウンドの奇跡のカードが実現した。

 1ラウンド、開始と共に一気にプレッシャーをかけるアビディ、階級差のあるフルスイングのパンチが当たれば、安保はひとたまりもない。しかし、スピードで上回る安保はそんな危険なパンチをかいくぐり、右フックを当て開始30秒で最初のダウンを奪う。一気呵成の安保は試合再開とともに浴びせるような飛び蹴りで2つ目のダウンを奪取して最初のラウンドを終えた。

 いきなりの2ダウンを喫したアビディのダメージは大きく、ラウンド間のインターバルでセコンドから投げ入れられた水のボトルすらキャッチすることができない。一方、涼しい顔で水分を補給した安保は、アビディの水がケージ内を転々とするのを確認すると、それを拾い上げ、ケージに両手をついて肩で息をするアビディに差し出した。

 その後もラウンドを重ねるごとにダウンを重ねるアビディに対して、ABEMA視聴者から「アビディ頑張れ」「無理すんな」といった激励コメントが並ぶ。そんな中で迎えた最終3ラウンド、”マルセイユの悪童”も意地を見せる。フラフラになりながら強烈な右を放ち反撃。一瞬安保がグラつく場面もあったが、残り10秒でパンチの連打で浴びせてアビディをKO。終わってみれば4ダウンの圧勝だった。

 前日会見では「今、僕に勝てる自信はありますか?」と大胆な質問をアビディにぶつけた安保だったが、常に相手へのリスペクトは忘れていなかった。そのことをうかがわせる象徴的なシーンとなったインターバル中の出来事といえる。安保は勝利後もマイクを取ると真っ先に「急なオファーを受けてくれたアビディ選手に拍手をお願いします」と感謝を示し、視聴者もその言葉に呼応するように「最後は見せてくれた」「ありがとうアビディ」「来てくれてありがとう」などレジェンドの男気参戦へ温かいコメントを贈ってメインイベントを締めくくった。

【画像】アビディをなぎ倒した安保衝撃の左
【画像】アビディをなぎ倒した安保衝撃の左
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