日本代表MF三笘薫の圧倒的なまでの活躍と彼が所属するブライトンの好調は、海外でも話題になっているようだ。今季から日本代表戦士も加入したシーガルズ(ブライトンの愛称)は、第24節終了時点で7位と好順位につけている。1試合当たりの平均得点数ではリーグ4位、平均被得点数ではリーグ7位と攻守ともにその実力は申し分ない。日本代表MFもチームの攻撃の要として華々しい活躍を披露し、多くのサポーターから声援を受けている。そんなファンから熱視線を向けられる三笘やブライトンは、フットボール界のレジェンドたちの目にどのように映っているのだろうか。
【映像】「インクレディブル」三笘ブライトンにマンC・グアルディオラ監督が警戒感
名将ペップがブライトンを絶賛
ポッター前監督がチェルシーに招へいされ、新指揮官として就任したデ・ゼルビは彼の採る戦術から“イタリア版ペップ”とも呼ばれている。ブライトン指揮官に対して引き合いに出されるジョゼップ・グアルディオラは現マンチェスター・シティ監督であり、プレミアリーグでは4度の優勝を導いた。かつては名門バルセロナやバイエルンでも指揮を執った経験を持つ歴戦の将だ。そんな稀代の名将は、自分と同じ哲学を持つイタリア人指揮官の率いるブライトンを「インクレディブル」と絶賛。デ・ゼルビ本人に対しても「クラブに理想のサッカーを持ち込んでいる」と称賛を惜しまない。シーガルズの選手たちへも、ダイナミックさと素晴らしいクオリティを持っているとプレミアリーグで鎬を削るライバルチームに最大限のリスペクトと警戒感を抱いているようだ。
「大変すばらしいサッカー選手」元イングランド代表FWも三笘を絶賛
数々の名門クラブを渡り歩いた元イングランド代表ガリー・リネカー氏が三笘を賞賛している。リネカー氏は代表で80試合に出場し、歴代得点数4位の48ゴールを記録したレジェンドだ。キャリア終盤にはJリーグの名古屋グランパスに所属しており、奇しくも現役最後のユニフォームを着たクラブとなっている。そんな日本にもゆかりのあるレジェンドは三笘を「大変素晴らしいサッカーの選手です」と“日本語”で賞賛。加えて日本代表FWを印象に残る選手であると大絶賛している。またプレミアリーグでの歴代最多得点を持つ元イングランド代表アラン・シアラー氏もプレミアリーグ公式によって発表されるマン・オブ・ザ・ウィークに2回選出と大きな評価を与えた。今季加入したばかりの日本代表戦士であるが、早くもレジェンドたちのお気に入りとなりつつあるようだ
今シーズンの三笘薫をはじめとしたブライトンの絶好調ぶりには目を見張るものがある。プレミアリーグでは直近の2試合で勝ち点を落としているが、今回紹介したようにサポーターだけでなく名将やレジェンドからも拍手が鳴りやまないほどの賛辞が送られていることは事実だ。今後も我々を熱狂させるようなプレーをブライトンには期待したい。
(ABEMA/プレミアリーグ)GettyImages