「ううわぁ…」放送席が思わず息をのんだ体が捻じれ、崩れ落ちるカウンターでの衝撃KO。直後に担架が投入されたが、立ち上がれない敗者と勝者が試合後に見せたスポーツマンシップに反響が集まる一幕があった。
2月23日に後楽園ホールで開催された「RISE166」。麻原将平(パウンドフォーパウンド)と瑠夏(L-REX)の対戦は、1ラウンド、麻原がクロスカウンターで瑠夏を打ち抜きノックアウト。RISE歴15年の大ベテランが、RISE20周年の記念大会に華を添える貫禄のKO勝利を収めた。
2008年にRISEでデビュー、15年のキャリアをRISEとともに歩んできたレジェンドの麻原。対するはKO率7割を誇る“倒し屋“の瑠夏。瑠夏は親となり、心機一転で臨むリングとなる。
試合は開始とともにローやミドルの蹴りで入った瑠夏に麻原も重いローで反撃。プレッシャーをかけ積極的な瑠夏に、コーナーまで下がった麻原はカーフ、ヒザを叩き込んで一歩も引かない。
中盤には前のめりの両者の頭が交錯しバッティングのアクシデントがあったものの、無事再開。左のハイやリーチを活かしたフルスイングのパンチで瑠夏が猛攻を見せるなか、麻原も相手に合わせて飛びヒザ。さらに追いすがる相手との打ち合いで右、さらに左のクロスカウンターをドンピシャのタイミングで打ち抜くと、瑠夏の体は捻じれるように崩れ、前のめりにダウンを喫した。
なんとか立ち上がろうとする瑠夏。辛うじて体を仰向けにしたものの、立ち上がる余力はなく、カウント5で無念のゴングを聞いた。RISE一筋のベテランが見せた見事なKO勝利にABEMA視聴者も「38歳強い」「派手な勝利」「まさに闘将」と興奮気味に麻原の勝利を称えた。
その後、リング内に担架が用意され、倒れ込んだままの瑠夏に対して、麻原が心配そうに駆け寄る場面も。すると、立ち上がれないまでも上体を起こし、ハグで勝者を祝福した瑠夏。大きなダメージも残るなか、気力を振り絞って見せたスポーツマンシップが目を引いた。さらに一時は絶句した実況も「カッコよすぎるぞ、この38歳!」と麻原の勝利に絶叫。視聴者からは「積極的に打ち合ったからこその試合。瑠夏も良かった」と健闘を労う声が寄せられた。
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