ラムラス・ホイルンド

 アタランタ所属のデンマーク代表FWラムラス・ホイルンドに対し、複数クラブが関心を寄せているようだ。23日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在20歳のホイルンドは身長191cmの恵まれた体格を誇るセンターフォワード(CF)。母国のコペンハーゲンの下部組織出身で、2021年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はSKシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)でのプレーを経て、昨年8月にアタランタに完全移籍で加入。今シーズンのセリエAではここまで19試合に出場し6ゴール2アシストをマークしている。

 昨年9月のUEFAネーションズリーグ(UNL)ではデンマーク代表デビューも果たしたホイルンド。アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は「精神力、エネルギー、激しさ、そして技術的クオリティーを兼ね備えており、注目に値する選手だ。まだまだ改善の余地はあるが、アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)とよく似た特徴を持っている。彼の動きは速い。身長の割には重心が低く、足を速く動かせるからね」と同選手の能力を高く評価しているという。

 そんな成長著しいホイルンドに対し、複数の強豪クラブが関心を寄せているようだ。今回の報道で名前が挙がったのは、アーセナルレアル・マドリード。アーセナルはFIFAワールドカップカタール2022による中断後からホイルンドの動向を注視しており、直近のリーグ戦8試合で5ゴールを挙げている同選手の活躍を高く評価しているという。また、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長もホイルンドに注目しており、将来的には元フランス代表FWカリム・ベンゼマの後継者となり得る存在と評価しているようだ。

 報道によると、アーセナルは今シーズン終了後の夏の移籍市場でのオファー提示を本格的に検討しているという。しかし、レアル・マドリードも引き続きホイルンドの動向を注視するものと見られており、同選手の獲得をめぐり争奪戦が勃発する可能性もあると『デイリーメール』は伝えている。