【ブンデスリーガ】バイエルン3-0ウニオン・ベルリン(日本時間2月26日/アリアンツ・アレーナ)
バイエルンが相手守備陣を瞬殺する超高速なショートカウンターを披露した。裏に抜け出したフランス代表FWコマンの圧倒的なスピードもさることながら、チームを支えるドイツ代表MFミュラーの出したラストパスは元日本代表・司令塔も唸るほど華麗なものであった。昨年のW杯で日本代表を苦しめたその実力はリーグでも健在のようだ。
【映像】「わずか2本で仕留める」絶対王者の超高速ショートカウンター
先制点を奪い1点リードして迎えた40分、バイエルンは相手GKからのロングフィードをハーフウェイライン付近で回収し、ミュラーへとパスを出す。ボールを受けたドイツ代表MFは後ろ向きになっていたが、そのままダイレクトでコマンへとラストパス。フランス代表FWも冷静にゴールを決め、わずか2本のパスでショートカウンターを完遂した形となった。
このシーンで注目するのは何といってもミュラーの視野の広さである。相手ゴールに対して背を向けていながら的確にスペースへとボールを出し、得点へとつなげたのだ。チームの心臓の華麗なアシストで、バイエルンは先制点の直後に追加点を取り試合の主導権を握ることに成功した。
ABEMAで解説を務めた水沼貴史氏は「状況を把握するのが早いですよね」とドイツ代表MFの類まれなる実力を絶賛。他にも「スペースを見つける目」や「バランス悪いのはわかっていた」という言葉でミュラーの視野の広さを称賛した。
ミュラーの視野の広さとコマンの快足で、バイエルンは先制点を取った直後に追加点を取ることに成功し、試合の流れを引き寄せた。今シーズンの熾烈な優勝争いを繰り広げる両クラブの直接対決であったが、バイエルンがホームでウニオン・ベルリンを圧倒。FIFA ワールドカップ カタール 2022で日本代表を苦しめたミュラーの活躍もあり、リーグ11連覇に向けて弾みをつけることのできた試合となった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)




