【ブンデスリーガ】バイエルン3-0ウニオン・ベルリン(日本時間2月26日/アリアンツ・アレーナ)
カメルーン代表FWシュポ・モティンが恵まれた体格を生かした豪快なヘディングでのゴールを決めた。クロスのスピードはそこまで速くなかったものの、驚異的な身体能力を持つシュポには関係ないようだ。高い打点でしっかり合わせ、リーグで首位をひた走るチームに先制点をもたらした。
【映像】“身体能力お化け”シュポ゠モティン、高さが違う豪快ヘディング弾
両チームともスコアレスで迎えた30分、ドイツ代表MFキミッヒから放たれたパスをウニオン・ベルリンの守備陣がカットしようとするも取り切れずルーズボールに。こぼれ球を拾ったフランス代表FWコマンが右サイドからクロスを上げ、それにシュポ・モティンが反応した形となった。
カメルーン代表FWは優れた体格と高い足元の技術を持ち合わせており、ポストプレーやフィニッシュにも絡めるまさに万能型のストライカーだ。またクロスに合わせることにも長けていてチームにとっては欠かすことのできない選手である。今回の先制点のシーンは、緩いクロスに高い打点で合わせるというシュポ・モティンが持つ長所が存分に発揮されたものとなっている。
ABEMAで解説を務めた水沼貴史氏は「コマンのところは近い距離からのクロスなので精度は上がる。あとは高かったですね」とフランス代表FWのクロスの精度の高さもさることながら、シュポ・モティンの驚異的な身体能力を生かした高さを称賛。実況の下田恒幸氏も「足元巧みなプレーヤーですが191cmあります」とその恵まれた体格に言及した。
昨季にリーグ10連覇を達成している圧倒的な実力を持つバイエルンだが、今季は例年と比較すると勝ち点を落としており、熾烈な優勝争いを繰り広げている。一戦も落とせないこの状況で、この万能型ストライカーがいてくれることはチームにとって頼もしい限りだろう
(ABEMA/ブンデスリーガ)