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 2月28日(火)、帝国ホテルにて映画『リボルバー・リリー』の「キャストお披露目会見」が行われ、女優の綾瀬はるからが登壇した。

 老若男女問わず幅広い世代から人気を誇り、魅了し続ける綾瀬はるかが、“映画史上最強のダークヒロイン”という新境地を開拓し、圧倒的な存在感を放つ本作。長浦京の同名小説(講談社文庫)を原作に、メガホンを取ったのは数々の話題作を送り出してきた監督・行定勲だ。

 まず舞台に登場したのは本作の企画プロデュースを務めた東映・紀伊。「2019年に原作権を取得し、それからやっとさつえいをお編集の現段階までいけた。日本映画が世界に出ていけるように企画した。キャスト・スタッフが一致団結して日本映画のためになるように作った」と熱い思いを語った。さらに原作者の長浦京先生も登壇。長浦先生は、「原作小説自体、“僕が見てみたい日本映画”を作ろうと思って、でもそれにはお金がかかる、じゃあそれなら小説家として“読む映画”を作ろうと持って書き上げたんです。それが時を経て本当に映画になることにとにかく興奮しているし、誰よりも厳しい目で見ると思います(笑)」と映画完成へのハードルを上げると、「小説が長くてめちゃくちゃ大変だったんです(笑)」と紀伊もたじたじ。また本作で作られたセットについても長浦先生は大満足な様子で、「お世辞抜きに当時の匂いも漂ってきそうなリアルなセットだった」と笑顔で話した。

 次に監督を務めた行定勲が登壇。登壇するや否や、「お金がかかるとこんなにプレッシャーがかかるのか(笑)」と会場の笑いを誘った。今回東映からこの話が来た時に、「なにかの間違いじゃないかと思うくらいの大きな規模で。ただ主人公が女性スパイで、この女性主人公を輝かせたいという紀伊さんの思いもあったので、この女性が大正時代をどのように生き抜いていくのか、そして今現実世界でも戦争が起こっていて、その時代に戦争に立ち向かうこと、銃を向けるということ、人と傷つけ合うということを非常にたくさん考え、向き合った作品です。まだ仕上げ中で完成はしていないので僕自身もどうなるかわかりませんが、楽しみにしていてください」と期待感をあらわにした。

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 豪華なランウェイでは、ジェシー(SixTONES)を皮切りに、清水尋也、シシド・カフカ、豊川悦司古川琴音羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、長谷川博己、綾瀬はるかが登場。ランウェイのセンターでは手で銃の形を作って、映画さながらリボルバーを引くかのような仕草で会場を沸かせた。

 綾瀬は「慣れないランウェイに緊張しましたが、楽しんでいきたいと思います」と挨拶。また「原作を読んでもスケールの大きい作品だったのが、映画になった時どうなるのかなとワクワクしました。またアクションシーンも多かったので体作りが大変だなぁと。あとこの役のために髪も切ったので、新たな役に挑戦できることにもワクワクしました。」とキャスティングされた当時の思いを語る。長谷川は、「生まれて初めてランウェイを歩いたし、こんな会見初めてなのですごく緊張してます(笑)」と笑いを誘い、「この作品は大正末期の生きることに必死の時代、そういう時代を生きることができるっていいなと思って受けました」とオファー時を振り返った。

 今作で初めての映画出演となった羽村は、「初めての映画出演で、行定監督、綾瀬さん、そして錚々たる共演者の皆さんと演技が出来てワクワクする気持ちで胸がいっぱいでした!どのシーンも印象に残るものばかりで、完成が楽しみです!」と元気にコメント。一方でシシドは、「お話をいただいたときに、“ミュージシャンとしての立ち振る舞いに期待しています”と監督に言われたことが嬉しかったです」と話し、「今回はドラマスティックの代わりにウィンチェスターを振り回しているので楽しみにしてください(笑)」とマスコミを笑わせた。

 また古川は「最初に台本をいただいた時にアクションのスケールの大きさにびっくりして、これを行定監督はどうやって映画にするんだろうって終始ワクワクしながら参加しました。映画館で見るのが私も楽しみです!」と喜びのコメント。作中で綾瀬と対峙した清水は、「綾瀬さんと対決させていただくということで、アクションにも挑戦させていただき、たくさんのことを勉強させていただこうと思って挑みました!また完成して錚々たるメンバーの演技を観れるのが楽しみです」と意気込んだ。

 ジェシーはマイクを持つと早速、「リボルバー・ジェシーです」ジョークを飛ばし、一気に会場は笑いの渦に。「お話をいただいた時、このメンバーの中に自分がいるんだと不安もあったんですが、皆さんに支えられながら綾瀬さんとのアクションシーンや激しい銃撃戦が撮影できました。スケールは大きいですが、それに負けないくらいみんなのオーラがあるので期待してほしいです。あ、1つ言わせていただきたいのは、行定監督とのアクションはないのでご安心ください(笑)」と最後の最後までエンタテイナー・ジェシーで舞台を盛り上げた。これを受けた豊川は負けじと「リボルバー悦司です」と挨拶。「僕は檀一雄先生の「夕日と拳銃」という作品が大好きで、それに勝ることなく素晴らしい冒険があって。これは東映ならではの映画になるのでは!と思っていて、リボルバー悦司として関われることが嬉しいです」と会場を盛り上げていた。

 イベントでは公開日8月11日(祝・金)と、本日惜しくも登壇できなかったキャストも発表。佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司阿部サダヲ、野村萬斎と実力のある非常に豪華なキャストが脇を固めることに期待が高まる。

(c)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ

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