【プレミアリーグ】ブライトン3-0ウェストハム(日本時間3月5日/アメックス・スタジアム)
イングリッシュ・プレミアリーグ第25節のブライトンvsウェストハムがアメックス・スタジアムで行われ、3-0でブライトンが勝利した。ブライトンの日本代表MF三笘薫は、左サイドハーフとして83分までプレーすると、2点リードで迎えた69分にゴールを挙げ、日本人の1シーズン最多記録タイとなる6点目をマークした。
【映像】三笘薫 今季6得点目!ペナルティーエリア内で倒されPK獲得し先制点演出も
上位争いに喰らいつくために勝ち点を落とせない8位・ブライトンと、残留争いに沈む16位・ウェストハムの一戦。ブライトンは、デ・ゼルビ監督が前節終了後に審判への抗議により退場処分で出場停止となり、アシスタントコーチのアンドレア・マルデラ氏が指揮を執る不測の事態となったが、彼らはホームで落ち着いていた。
序盤からブライトンがペースを握る展開になると、17分、三笘が左のボックス外でトラップしてドリブルで侵入すると、そのままファウルを誘ってPKを獲得。これをアルゼンチン代表・マクアリスターが決めて先制に成功した。
その後もブライトンが試合を掌握しながら進めていくと、迎えた後半、52分に右CKからニアのマクアリスターがすらしたボールをオランダ代表ジョエル・フェルトマンが胸で流し込んで追加点をゲットした。
さらにブライトンは、試合を通して三笘が左サイドだけではなく、中央や右に流れながら新しい形を構築しながら、リズム良く試合を展開。すると69分、相手のクリアボールを拾ったブライトンが中央から攻め込み、ソリー・マーチが右へ展開、受けたパスカル・グロスがファーへとグラウンダーのクロスを送った。そこに走り込んだのが、三笘だ。右から来たボールを右足アウト流し込んで、試合を決定づける一撃をもたらした。
このゴールで三笘は今季6点目となり、日本人選手の1シーズンにおける最多得点記録に並んでみせた。
その後も、ブライトンの勢いが止まらない。89分には元イングランド代表ウェルベックの5試合ぶりのゴールが決まって勝負あり。内容も完璧と言える出来で、ホームで3試合ぶりの勝利を収めた。
三笘は、83分に“お役御免“で交代したが、その直前にもロングカウンターから決定機を創出するなど、最後まで際立つパフォーマンスを披露。後半は相手に1本もシュートを打たせないクリーンシートの試合において、攻守両面にわたって存分に存在感を示した。
(ABEMA/プレミアリーグ)