【プレミアリーグ】ブライトン4-0ウェストハム(日本時間3月5日/アメックス・スタジアム)
ついにファンが待ちに待った瞬間が訪れた。味方選手のボックス手前でのタメ、そして右サイドに振ってからダイレクトでの折り返し。このブライトンの完璧な崩しを仕上げたのは三笘薫だった。グラウンダーのクロスに対してファーで待っていた日本代表は絶妙な動き出しと右足アウトシュートでゴールに流し込んでいる。
【映像】「マンオブザマッチ」三苫薫 日本人最多得点記録に並ぶ今季6点目
三笘薫のPK奪取が起点となって先制に成功したブライトンは2-0でリードをしている69分に、相手の戦意を喪失させるゴールを決めた。
ウェストハムGKアレオラのキックをブライトンDFフェルトマンがカットすると、ファーガソン、マーチへと繋がり、ボックス手前で相手チームの視線を釘付けにした。マーチはここでタメを作ると、右サイドでフリーになっていたグロスへとパスを出し、これをドイツ人MFはダイレクトでファーへと折り返す。そして相手DFがこのクロスに反応できていない中、三笘は絶妙な動き出しでボールへと追いつき、右足のアウトでゴールへと流し込んだ。
この得点をABEMAで解説を務めた林陵平氏は「マーチは上手くタメを作りましたし、グロスの折り返しも見事でした。そしてここに入ってこれる三笘も素晴らしいです。ウイングの選手がこの動きをできるようになると得点も増えていきますね」とブライトンの一連のショートカウンターを絶賛している。
視聴者は「よく三笘にパスだしたな」「今日観て良かった…」「三笘詰めるのサボらないからな」「ようやくいいボールきた」「こういうのずっと見たかった」「三笘マジで忍者」と、待ちに待った瞬間に大興奮の様子だった。
三笘はこの得点で今季のプレミアリーグ得点数を6とした。これはマンチェスター・ユナイテッド時代の香川真司、レスター時代の岡崎慎司に並ぶ、日本人選手のプレミアリーグ1シーズン最多得点記録である。
日本のレジェンドたちの記録にも並んだ三笘は、PK奪取を含めると2得点に絡み、この試合のマン・オブ・ザ・マッチを獲得した。選手本人はもちろん、多くの三笘ファンにとっても最高の一日となっただろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)