【プレミアリーグ】ブライトン4-0ウェストハム(日本時間3月5日/アメックス・スタジアム)
三笘薫が新境地を開拓している。先月、指揮官から「もっと中に入ってチームメイトと絡んでほしい」という要望を受けていた日本代表は、ウェストハム戦で中央でのドリブル突破から味方選手にラストパスを送るプレーを披露。中央からのチャンスメイクという新たな一面をみせた。
【映像】三笘薫「新境地開拓」デ・ゼルビの指令を忠実に「中央からチャンスメイク」
2点リードで迎えた53分、三笘薫はウェストハムMFデクラン・ライスの弱くなった頭でのバックパスを見逃さずインターセプト。ボールを奪った位置が中央だったこともあり、そのままセンターレーンをドリブルで突破すると、最後は右の大外を駆け上がったファーガソンへとラストパスを送り、チャンスを演出した。
視聴者も「そんなんできるんか」「三笘すごい味方使うな」「ナイスインターセプト」「三笘さん中入ってもいける」と驚きの声があがった。
こうした三笘の中央でのプレーは、指揮官ロベルト・デ・ゼルビから指摘を受けていたものである。というのも、これまで左の大外に張ることが多かった三笘だったが、直近の数試合は相手チームにしっかりと対策をされたことで得意のドリブル突破があまり見られなかった。この状況を受けてイタリア人指揮官は「もっと中に入ってチームメイトと絡んでほしい」と、プレーエリアを変えることで、相手チームの対策を無効化しようとしていたのだ。
三笘はウェストハム戦で、この日ベンチに不在だった指揮官の要望に応える「中央からチャンスメイク」を行った。中央でのプレーは、日本最強ドリブラーである三笘のプレーの選択肢を増やす一つの試みであり、これが成熟されたものにあれば、彼を止めることの難易度はより上がるだろう。
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