【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト1－2バイエルン（日本時間3月5日／メルセデス・ベンツ・アレーナ）
熱狂的なサポーターは選手たちにとって諸刃の剣のようだ。アウェイゲームに集結したバイエルンサポーターは発煙筒を乱用し、スタジアムの一角を赤色に染め上げた。さらには爆発音も鳴らして盛り上がっていたが、これには味方であるはずのバイエルンイレブンもびっくり。凄まじい光景にアウェイチームの指揮官も思わず笑っていた。
【映像】爆発音で試合が中断 熱狂的サポーターの発煙筒が破裂する衝撃シーン
バイエルンが1点リードして迎えた後半開始早々にそれは起こった。スタジアムの一角に陣取るアウェイサポーターたちが次々と発煙筒を焚き始め、異様な光景を見せる。さらには爆発音も鳴らすと、近くでスローインをしようとしていたカナダ代表DFデイヴィスが驚いてしまう。応援するはずのサポーターが味方の選手を驚かせてしまうという、なんとも滑稽なワンシーンだ。あまりの苛烈さに試合は一時中断。バイエルン指揮官ナーゲルスマンも苦笑していた。
ABEMAで実況を務めた下田恒幸氏は凄まじい様子を見せるスタジアムを「かなり真っ赤っかになっています」と形容。また「味方を驚かしちゃいけません」と愛するクラブの選手を驚かせてしまったアウェイサポーターに対してコメントした。
解説を務めた風間八宏氏は「これは良くないですね」と過剰な応援を見せるバイエルンサポーターを指摘。また「本当に驚いている」とデイヴィスを怖がらせた爆発音にびっくりしている様子だった。
アウェイサポーターたちは応援しているつもりだったのだろうが、選手たちには逆効果のようだった。熱狂的な応援はバイエルンイレブンにとっても非常にうれしいことであるだろう。しかしそれが過度になりすぎると選手たちのプレーを妨害してしまいかねない諸刃の剣であることが分かった。ぜひとも節度を持って応援に参加してもらいたいところである。
（ABEMA／ブンデスリーガ）
