鎌田大地、強烈左足ミドルシュートやキラーパス炸裂も勝利に導けず… フランクフルト、決着つかないまま痛み分けドロー
【映像】鎌田大地、左足からの痛烈ミドルシュートでゴールを脅かす

ブンデスリーガヴォルフスブルク2-2フランクフルト(日本時間3月6日/フォルクスワーゲン・アレーナ)

ブンデスリーガ第23節のヴォルフスブルクvsフランクフルトがフォルクスワーゲン・アレーナで行われ、2-2で引き分けた。フランクフルトの日本代表、鎌田大地長谷部誠はそろってフル出場を果たした。

【映像】鎌田大地、左足からの痛烈ミドルシュートでゴールを脅かす

今節を前に、勝ち点33で8位のヴォルフスブルクと、勝ち点38で6位のフランクフルトによる、UEFAヨーロッパリーグ出場権、あるいはその上のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争う“シックスポインター“は、戦前の予想通り一進一退の攻防となった。

先に試合を動かしたのは、ホームのヴォルフスブルクだった。10分、エジプト代表、オマル・マルムシュがオフサイドラインのギリギリの位置から飛び出し、GKを冷静にかわして無人のゴールに流し込んだ。一時、オフサイドチェックが入ったもののゴールが認められ、ホームチームが先制に成功した。

一方のフランクフルトも、22分にすぐさま反撃する。ポルトガル人ディフェンスアウレリオ・ブタが右サイドからクロスを供給すると、中央で頭ひとつ抜け出したフランス代表FWランダル・コロ・ムアニがヘディングで同点弾を突き刺した。コロ・ムアニはこれで今季11得点と、ストライカーとしての役割を果たした。

さらに26分、フランクフルトは左SBのエヴァン・エンディカが、ペナルティエリア外の位置から、ショートバウンドを抑えた素晴らしい左足シュートをネットに突き刺し、一気に逆転に成功してみせた。

ところが、前半はまだ終わらない。43分、右の位置からのFKを獲得したヴォルフスブルクは、ニアへのクロスにヤニック・ゲルハルトが飛び込んでヘディングでネット揺らすと、再び試合を振り出しに戻した。

まさにシーソーゲームとなったこの試合、前半は両チームで4得点が生まれたが、一転して後半はスコアが膠着する内容となった。日本代表、鎌田が、54分に左足で完璧にミートしたミドルシュートを放ちゴールを脅かし、71分には、かつての日本代表、中田英寿氏を思わせるような敵を切り裂く“キラーパス“をコロ・ムアニへと通してチャンスメイクしたものの、いずれも勝ち越し弾にはつながらなかった。

互いに譲らない試合は83分、フランクフルトのクロアチア代表MFクリスティアン・ヤキッチと、ヴォルフスブルクのブラジル人DFパウロ・オターヴィオがフェイス・トゥ・フェイスでぶつかり合うなど、一触即発の騒然とした雰囲気がスタジアムを包み込んでいた。

結局、後半はスコアレスのまま2-2でタイムアップ。前節終了時点で5位のフライブルク、4位のライプツィヒがそろって今節で勝ち点を落としていただけに、上位争い組として“勝ち点3”を渇望した両者だが、決着はつかないまま痛み分け。鎌田と長谷部はフル出場したものの、チームの結果を呼び込むことはできなかった。

ABEMA/ブンデスリーガ)

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