【ブンデスリーガ】ヴォルフスブルク2-2フランクフルト(日本時間3月6日/フォルクスワーゲン・アレーナ)
鎌田大地は右利きだが、ヴォルフスブルク戦で火をふいたのは左足だった。エリア右手前から放たれたシュートは、ポストの右をわずかにかすめ、ゴール脇のマイクを直撃。日本代表MFが放ったこのシュートにファンは大興奮だ。
【映像】左足でも十分な威力と精度!鎌田大地、強烈すぎる「低弾道ミドルシュート」
2-2で迎えた55分、フランクフルトに勝ち越しゴールのチャンスが訪れた。
右サイドでリンドストロムからのマイナスのボールを受けた鎌田は、目の前に相手守備陣がいないことを確認すると迷わず左足を振り抜いた。地面を這う強烈なシュートは、利き足とは逆の足で放ったとは思えないほどの威力で相手ゴールの方向へと向かっていった。
惜しくもゴールとはならなかったが、リプレイ映像を見ると、シュートは枠までボール数個分であり、利き足ではない左足でも十分な精度・威力があることを証明してみせた。
試合の実況を務めた原大悟氏が「前節、彼の心は(移籍が噂される)ドルトムントにあると批判されましたけど、ここは集中しているように見えます」と語った通り、批判的な声も増えていた日本代表MFだが、今節ではしっかりと目の前の一戦を勝ちに行く姿勢をサポーターにみせると同時に、鎌田自身のクオリティの高さを存分に示した試合となった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)