マルティン・スビメンディ

 レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディが、9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのローマ戦に向けて意気込みを語った。8日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 イマノル・アルグアシル監督の下、EL・グループDでマンチェスター・Uを抑えて首位通過したレアル・ソシエダ。2シーズン連続で阻まれていた決勝トーナメントへの壁を超えた“ラ・レアル”は、ラウンド16でローマと対戦する。

 ファーストレグでローマの本拠地『スタディオ・オリンピコ』に乗り込むレアル・ソシエダ。昨季のヨーロッパカンファレンスリーグ王者との一戦を前に、スビメンディは「良きライバルと素晴らしいスタジアムで試合をすることを理解した上で、勝ちに行く以外の選択肢はない」と強調。続けて「ヨーロッパで数年過ごしたことは、また新たな自信になった。だからこそ、ここで終わりたくない。僕たちは進み続けることを目標にしているし、ここからさらに遠くに行けると確信している。とても良い感じだ」とEL決勝トーナメントでも戦える手応えを掴んでいるようだ。

 またスビメンディは、直近のリーグ戦3試合未勝利の不安要素についても「この3年間におけるヨーロッパでのダイナミックな活躍を、3つの結果だけで傷つけられることはない。今季は、ヨーロッパリーグでほぼ完璧に近い素晴らしい仕事をした。それこそが、ここローマで良い試合をする自信につながるはずだ」と一蹴した。

 最後にスビメンディは、レアル・ソシエダが本拠を置くサン・セバスチャン出身選手として欧州の舞台に立てることにも言及。同選手は「ドノスティア(サン・セバスチャン)出身の選手としては、この上ない喜びだよ。ラ・レアルのシャツを着て、このようなスタジアムでプレーするのはね。自分自身も楽しみたいし、何よりも競い合い続けたい」と胸中を明かしている。

 2019年4月にトップチームデビューを果たして以降、ELの舞台に2度立ち、ともにプレーオフラウンド(2020-21シーズンはラウンド32表記)で涙を飲んだスビメンディ。自身3度目の挑戦でついに“未踏の地”に足を踏み入れた同選手はこの先、どこまで進み続けるのだろうか。注目の一戦は、日本時間10日の2時45分にキックオフを迎える。