【プレミアリーグ】フルアム0-3アーセナル(日本時間3月12日/クレイヴン・コテージ)
今年1月にブライトンから加入したアーセナルの新戦力は、完全にチームにフィットしているようだ。ベルギー代表・トロサールはこの試合で3ゴールすべてをアシストし、圧巻の活躍を見せた。先制、中押し、ダメ押しとすべての得点でお膳立てをしたベルギー代表は試合を通して驚異的なパフォーマンスだった。
21分の先制点はトロサールのコーナーキックから生まれた。1月に加入して早速セットプレーのキッカーを任されるフォワードは、その右足から正確無比なボールを上げる。そしてゴール前で待つ長身DFガブリエウのヘディングゴールをお膳立てした。
26分の2点目は高速カウンターから生まれた。ベルギー代表FWがMFジャカの持ち運びから左サイドでボールを受け取るとそのままフルアムDFとマッチアップ。鋭い右足の切り返しでPAの奥に進入し、マルティネッリのゴールをアシストする完璧なクロスを上げた。
3点目も完璧だった。前半アディショナルタイムの45+2分、プレスからボールを回収すると2アシストを決めているトロサールにボールを渡す。フルアム守備陣2人と対峙するもPA内でフリーとなっていたウーデゴールを見逃さずにすかさずパス。ウーデゴールもしっかりと決め、ベルギー代表FWは前半だけで3アシストを達成。アウェイで前半に3アシストを記録したプレミアリーグ史上初の選手となった。
ABEMAで解説を務めた粕谷秀樹氏は「精度が高い」と全得点を導いたトロサールのキックを称賛した。右足でも左足でもアシストを決めたベルギー代表FWの繰り出すパスはやはり別格のようだ。
また、視聴者たちもベルギー代表アタッカーのプレーに「トロサールがうますぎる」「もう完璧にフィットしてる」「ノリノリのトロサール」「今日3アシスト?やばっ」「もう誰も
止められないな」と酔いしれていたようだ。
前所属のブライトンからは円満な退団とはならなかったトロサールだが、アーセナルでは完全にチームに溶け込んでいるようだ。ベルギー代表FWは1月に加入したばかりであるにもかかわらず、すでにリーグ戦9試合に出場し1ゴール5アシストを記録。さらに先発出場した5試合はプレミアリーグ全勝と、ピッチに絶大な影響を与え続けている。
(ABEMA/プレミアリーグ)