レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、16日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16セカンドレグのローマ戦に向けて意気込みを語った。14日、スペイン紙『アス』が伝えている。
イマノル・アルグアシル政権下では3度目の挑戦でEL・ラウンド16に進出したレアル・ソシエダは、ローマとのファーストレグを0-2で落としてしまう。苦境に立たされた“ラ・レアル”は、16日のセカンドレグで2得点以上が必要となるが、『アノエタ』に集まるファンとともに、逆転突破を目指す。
まず、久保は「結果が思い通りになるかどうかはわかりませんが、そうなることを願いつつ、すべてを試してみるつもりです。ただ皆んなは、僕がビッグゲームが大好きなのは知っているよね」と口にしつつ、「ローマを退け、歴史を作ったラ・レアルの一員になりたい。今は、今シーズンの、そしてラ・レアルのクラブ史の中で、最も重要な試合のひとつです。ローマ戦での逆転劇で準々決勝にまで勝ち進んだチームのメンバーとして名を残したいと思います」とセカンドレグに懸ける思いを明かした。
直近の公式戦5試合未勝利、その間は2得点と決定力不足に泣いているレアル・ソシエダ。“ゴール欠乏症”のチームについて、久保は「ファーストレグもチャンスはありましたが、うまく生かすことができませんでした。それでも、セカンドレグでもっと良いプレーができれば、試合を取り戻すチャンスはあります」と強調。続けて「何本かシュート練習をしましたが、ほとんど全部入ったので、ファンには期待してもらいたい」と自信を示した。
さらに、久保は「歴史に名を刻みたいですし、それが自分のゴールであれば、なおさら嬉しいです。試合前に大きなことを言うのは好きではありませんが、今回は自分がやるしかないですし、彼らが僕を信頼してくれる理由を示さなければなりません。選手として責任を持ち、その信頼に結果で応える必要があります」と覚悟を語っている。
今季はここまで公式戦4得点を記録し、キャリアハイとなるペースでゴールを重ねている久保は、この大一番で再び“ラ・レアル”を勝利に導くことはできるのだろうか。注目の一戦は、日本時間17日の5時にキックオフを迎える。