アントニオ・リュディガー

 レアル・マドリードのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、15日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16セカンドレグのリヴァプール戦に向けて意気込みを語った。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 CL連覇を狙うレアル・マドリードは、ラウンド16でリヴァプールと激突した。ファーストレグは要塞と評される『アンフィールド』にも怖気付くことなく、FWカリム・ベンゼマやFWヴィニシウス・ジュニオールらがゴールを決めて、5-2の大勝。“王者”としての威厳を示し、『サンティアゴ・ベルナベウ』に凱旋した。

 まずリュディガーは、試合の立ち上がりに言及。前半15分までに2失点を喫したファーストレグを踏まえて、同選手は「アンフィールドの時よりも良いスタートを切らなければならない。攻守のバランスをうまくとらないとね」と意気込む。続けて「最初の15分間に眠らないことが非常に重要。僕たちにとっては、ただ守りに入るだけでなく、バランスを見極めることがとても重要なんだ。ファンを喜ばせ、自分たちの自信にも繋げたい」と攻守のバランスがカギとなることを強調した。

 またリュディガーは、逆境に追い込まれた時ほど強く発揮される“マドリディスモ”について「レアル・マドリードが何度も素晴らしい復活劇を遂げていることは、誰もが知っていることだ。ベンゼマやヴィニシウスといった選手らのクオリティは高いし、監督はよく『最高の相手と対戦することは、このチームがより大きなものであることを示すことになる』と言っているよ」と選手の質の高さと、勝者のメンタリティが備わっていることを明かしている。

 大きなアドバンテージを有してセカンドレグに臨むレアル・マドリードは、本拠地で再び“王者の強さ”を示すのだろうか。注目の一戦は、日本時間16日の5時にキックオフを迎える。