ユルゲン・クロップ監督

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグに向けた意気込みを語った。14日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 現地時間2月21日に本拠地『アンフィールド』で行われたファーストレグでは、2点を先行しながらもその後立て続けに5失点を喫し、レアル・マドリードに大敗を喫したリヴァプール。15日に控えるセカンドレグでは敵地『サンティアゴ・ベルナベウ』に乗り込み、大逆転でのベスト8進出をかけた大一番に臨む。

 ホームでの屈辱の大敗から約3週間。リヴァプールが準々決勝に進出するためには3点のビハインドを跳ね返す必要がある。クロップ監督は敵地での再戦に向けて「ファーストレグの試合後に、私は『マドリーが次のラウンドへ進む』と言った。しかし、それから3週間が経ち、再び試合が行われることも理解している。1%の可能性しかないとしても、私はそのチャンスを試してみたい」とコメント。続けて、次のように逆転突破への意気込みを示した。

「もし、私がレアル・マドリード側の人間であれば『リヴァプールにチャンスはない』と言うだろう。つまり我々は孤独なんだ。ほぼ100%の人々が我々にチャンスはないと思っているだろう。しかし、それでも良いんだ。非常に難しいことだが、おそらく逆転の可能性はある。そのために我々はここにいる。明日の試合を楽しみにしていないというのは、レアル・マドリードをリスペクトしすぎていると思うよ」

 今シーズンは好不調の波が目立つリヴァプール。プレミアリーグでも公式戦11試合無敗と好調を維持していたマンチェスター・Uに7-0の大勝を収めたかと思えば、次戦では下位に沈むボーンマスに完封負けを喫するなど、不安定な戦いが続いている。クロップ監督はそのことについて触れつつ、改めてレアル・マドリード撃破へ闘志を燃やした。

「より良いチャンスに恵まれてるシーズンなのかどうかは分からない。しかし、ネガティブな意味で自分達を驚かすことができるのであれば、ポジティブな意味で驚かすことも可能だろう。もしも、アップダウンがあるとするならば、明日はきっとアップする日になるはずだ。我々は試合に勝つためにこの場所にいる。極めて良いプレーをする必要があるだろう」

 注目のセカンドレグは、日本時間の16日午前5時にキックオフを迎える。