直近のリーズ戦で先制ゴールをアシストした三笘薫は、日本時間3月16日にクリスタルパレスと対戦する。ブライトンとクリスタルパレスが顔を合わせる試合はM23ダービーと呼ばれ、プレミアリーグの中でも屈指の熱さを誇る。この一戦への先発出場が濃厚な三笘は現在絶好調であり、クリスタルパレス守備陣にとっては警戒が必要だ。そこで今回は三笘とのマッチアップが予想される右サイドバックの選手を紹介していく。
【映像】ベルベットなヘディングでアシスト&得意の縦突破からゴールを演出する三笘薫
元イングランド代表 ナサニエル・クラインが三笘の前に立ちはだかる
右サイドバックとして先発出場が最有力と目されるのは、イングランド代表経験もあるナサニエル・クラインだ。かつては名門リヴァプールでも右サイドバックのレギュラーとして活躍していた経験豊富な選手であり、冷静で的確かつ堅実な状況判断を武器としている。また豊富な運動量と目立たないながらも足の速さも持ち味の一つとしており、右サイドを広範囲にカバーするクリスタルパレスの守備の要だ。ただ最近は怪我の影響や加齢からか、ややスピードは落ちている。対人守備への強度に不安も残ることから、三笘と対峙した際には的確な読みやクレバーなプレーでの対応を期待したい。
空中戦に強いジョエル・ウォードもマッチアップの可能性あり
今季のリーグ戦で右サイドバックとして9試合出場しているジョエル・ウォードもスタメン出場の可能性がある。ウォードは12年からクリスタルパレスに在籍し、クラブでの総出場試合数は324を数えるベテランだ。右サイドを主戦場とするが左サイドバックでの出場も多く、他にもセンターバックやミットフィルダーとしての役割を務めることもある万能な選手である。
持ち味はサイドバックながら190cmに逼る長身を活かした空中戦の強さで、プレミア初ゴールや直近のリーズ戦でのアシストをヘディングで決めている三笘にとっては嫌な相手となるだろう。スピードに欠けるものの粘り強い守備対応も魅力の一つであり、三笘とのマッチアップでは抜かれても再び立ちはだかる根気の強さを見せたいところ。
以上2人の選手の特徴を踏まえると、どちらが出場しても快足を武器とする三笘にとっては戦いやすい相手と言えるかもしれない。しかし、ダービーという普段以上に能力が発揮される試合のため、簡単にいく相手ではないのも確かだ。白熱の展開が期待される一戦で、三笘とマッチアップする選手のどちらに軍配が上がるのだろうか。選手たちの見せる熱い戦いに注目したい。
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