ガブリ・ベイガ

 セルタは、同クラブに所属するU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガの契約解除金の引き上げを行わないようだ。14日、スペイン紙『アス』が報じている。

 2002年5月27日生まれのベイガは現在20歳。セルタの下部組織出身で2020年9月にトップチームデビューを飾ると、今シーズンはここまで公式戦27試合に出場し8ゴール3アシストの活躍を見せている。チーム内では“王様”FWイアゴ・アスパスに次ぐ、得点数を記録するなど、大ブレイクを果たしており、スペイン代表への招集も近いと目されている。

 そんなベイガに対しては、レアル・マドリードリヴァプールなどのビッグクラブが関心を寄せていることが取り沙汰されてきた。セルタと同選手の現行契約は2026年6月30日までで、4000万ユーロ(約58億円)の契約解除金が設定されているが、今現在はこの金額の引き上げを行うオプションはないとのこと。『アス』は、「この4000万ユーロという数字は、ラ・リーガの革命児を来夏の大バーゲンセールとするものだ」と報じている。

 また『アス』によると、同選手の移籍が実現した場合はクラブ史上最大のビッグディールになるという。2020年1月にセルタからナポリへと移籍したMFスタニスラフ・ロボツカの移籍金2000万ユーロ(約24億円)を大きく上回ることになると併せて伝えている。

 日を追うごに、ビッグクラブの興味を惹きつける“セルタの宝石”は、来夏の移籍市場でどのような決断を下すのだろうか。