ブライトン

 プレミアリーグ第8節延期分が15日に行われ、ブライトンとクリスタル・パレスが対戦した。

 ブライトンは11日に行われた直近のプレミアリーグ第27節リーズ戦を2-2の引き分けで終えており、2試合ぶりの白星を目指す一戦。相手は現在12位のクリスタル・パレスだ。クリスタル・パレスはプレミアリーグ2連敗中と苦しい時期を過ごしているだけでなく、3試合連続ノーゴールと得点力に悩まされている。一方で、複数失点を喫したのは2月4日開催の第22節マンチェスター・U戦まで遡る。両チームともに先制点が非常に重要な意味を持つ一戦となるかもしれない。

 ブライトンに所属している三笘薫はプレミアリーグ11試合連続のスタメン出場。第26節ウエストハム戦以来2試合ぶりの得点にも期待がかかる。他にもアレクシス・マック・アリスター、モイセス・カイセド、ソリー・マーチらの主力が先発に名を連ねた。一方、クリスタル・パレスはウィルフレッド・ザハやアルベール・サンビ・ロコンガらがスタメン入りしている。ゴールマウスを守るのはGKジョー・ウィットワース。GKビセンテ・グアイタの負傷に伴い、この日がプレミアリーグのデビュー戦となった

 試合はクリスタル・パレスが良い入りを見せ、8分にはヨアキム・アンデルセンのスルーパスでブライトンの最終ライン裏に抜け出したマイケル・オリーセが左足で狙う。ここはGKジェイソン・スティールがファインセーブを見せた。

 それでも、10分を過ぎたあたりからブライトンが徐々にゴールに迫っていく。13分にはパスカル・グロスの横パスからペルビス・エストゥピニャンがインサイドレーンを駆け上がる。相手を引きつけて左に送ると、フリーになった三笘が右足で狙ったが、シュートはGKの正面へ。続く15分には自左サイドでボールを受けた三笘が前を向いて一気に加速。背後のスペースへスルーパスを送ると、抜け出したマーチが左足でゴールネットを揺らした。ブライトン自慢の“両翼”が大仕事をやってのけ、ブライトンが先手を取っている。

 1点リードで折り返した後半もブライトンが試合の主導権を握る。51分、三笘とのワンツーでマック・アリスターが左サイドを突破。駆け上がってきたエストゥピニャンに預けると、エストゥピニャンは左足で強烈なシュート。ここはGKの正面へ。66分には右コーナーキックからニアサイドに飛び込んだマック・アリスターがヘディングシュートを狙うも、若きGKウィットワースがファインセーブを見せてゴールを許さない。

 最終的にこれ以上スコアは動かず、試合はタイムアップ。追加点こそ挙げられなかったものの無失点で駆け抜けたブライトンは、プレミアリーグ2試合ぶりの白星を飾った。一方、クリスタル・パレスはこれで3連敗となっただけでなく、4試合連続無得点に。降格圏との勝ち点差もわずかに「3」となっている。

 この後、ブライトンは19日にFAカップ準々決勝のグリムズビー・タウン(4部)戦に臨む。一方、クリスタル・パレスは19日にプレミアリーグ第28節のアーセナル戦が予定されている。

【スコア】
ブライトン 1-0 クリスタル・パレス

【得点者】
1-0 15分 ソリー・マーチ(ブライトン)

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