【プレミアリーグ】ブライトン1-0クリスタルパレス(日本時間3月16日/アメックス・スタジアム)
日本代表FW三笘薫が出場する試合で、アイドルのライブ会場を思わせる一幕があった。ブライトンは三笘も絡んだパスワークから決定機を演出したが、その一連のプレーが途切れると“大型ビジョン”が消灯したとして試合が一時中断。3分ほどで事態は収束したものの、非常に珍しい出来事にスタジアムに集結したサポーターたちもざわついている様子だった。
1点をリードして迎えた52分、ブライトンはいい流れで攻撃を展開し、シュートシーンまで作り上げていた。しかし、一連のチャンスが終わると主審が突如、試合を中断させてしまう。どうやら、スタジアムに設置された大型ビジョンが消灯するという珍事が発生したようだった。これには驚いているサポーターたちも見受けられたが、一方で点灯させたスマートフォンを振る “ライトアップ”で珍しい状況を楽しむ人も多く見られた。
ABEMAで実況を務めた下田恒幸氏は「今バンクス主審が説明を行なっています。(ビジョンの)電源が切れてしまったんでしょうか」と状況を説明。また「もしかしたらVARなどにも影響があるのかもしれません」と試合の進行を妨げる珍事に懸念事項を付け加えた。
解説・安田理大氏も「いい形、いいリズムだったので流れが止まるのは嫌だと思います」と直前に決定機を演出していたブライトンの選手たちへの影響を懸念していた。
ABEMAの視聴者も「え?まじか」「そんなことあるの!?」「これは珍しいw」「雨でやられたか?」と驚愕した様子。一方で「(携帯の)ライトを振ってライブ会場みたいw」「アイドルのライブかな?」と楽しむ現地サポーターへのコメントも寄せられた。
幸い軽微なトラブルだったのか、3分ほどでスタジアムのビジョンは復旧した。ただし、リードしているチームの選手や監督としては、試合の流れが途切れてしまうため、歓迎できる出来事ではなかっただろう。プレミアリーグでは審判のつけるマイクとイヤフォンの不具合が起きる事態もしばしば見られることがある。それにもかかわらず、選手はトラブルに影響を受けることなくプレーを再開し、ブライトンはホームで見事に勝利を収めた。
(ABEMA/プレミアリーグ)