スタンフォード・ブリッジ

 チェルシーが、総額20億ポンド(約3,240億円)をかけて新スタジアムの建設を計画している模様だ。19日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。

『デイリー・メール』によると、チェルシーは1905年以来本拠地としてきた『スタンフォード・ブリッジ』を取り壊し、約6万人を収容できる最先端のスタジアムを建設する計画を立てているという。一方、材料費の高騰、交通や騒音の規制などにより、建設費は上昇する見込み。2030年の完成を目指すためには、費用総額が20億ポンドを超える可能性もある模様だ。

 しかし、『デイリー・メール』は「チェルシーのオーナーであるトッド・ベーリー氏は、この費用を法外なものとは考えていない」と伝えている。同紙は「2022年夏にオーナーが交代した際、スタジアムの再建と選手獲得に関する資金確保以外に、スタジアム建設の固定予算は決まっていなかった」と報道。ベーリー氏が新スタジアム建設に向けてすでに動き出していることを示唆した。

 仮に新スタジアム建設が実現に向けて動き出した場合、チェルシーは建設期間の約4年間、別のスタジアムを仮使用することになる。その候補地としては、“聖地”『ウェンブリー・スタジアム』や、西ロンドンのライバルクラブであるフルアムの本拠地『クレイヴン・コテージ』、ラグビー専用競技場の『トゥイッケナム・スタジアム』などを使用する案があるという。

 なお、『デイリー・メール』は、ベーリー氏が同じアメリカ人のシャヒド・カーン氏(フルアムの現オーナー)に対して、スタジアムの使用について非公式に打診していることを報じている。

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チェルシー、総額3,240億円超の新スタジアム建設計画が浮上…“聖地”やライバル本拠地の仮使用案も

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