＜大相撲三月場所＞◇九日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
前頭十三枚目・琴恵光（佐渡ヶ嶽）が前頭十五枚目・王鵬（大嶽）を引き落としで下した一番で、勝った直後に琴恵光が万歳するように両手を上げる場面があった。この光景に視聴者から「バンザーイ」「なかなかレアな瞬間」とコメントが相次いだ。
身長190センチの巨漢・王鵬と対戦した、身長176センチのやや小柄な琴恵光。この日の取組では、琴恵光は立ち合い素早く右に変化すると、一瞬で引き落としを決めて王鵬に土をつけた。立ち合い変化に館内騒然となり、大きな歓声が沸き起こった。琴恵光は勝った直後、両手を上に上げて“バンザイ”のような格好となっていた。勝った琴恵光は6勝目。敗れた王鵬は5敗目を喫した。
立ち合い変化という琴恵光の戦略に、ABEMAで解説を務めた元前頭の豊山は「考えましたね」と一言。続けて「やっぱり王鵬さんは圧力があるので、まともに食らいたくないというのもあったと思いますし。昨日大きい相手に負けてますから、嫌なイメージもあってのこの立ち合いだと思う」と説明すると、「琴恵光さんの作戦勝ちというか、ベテラン相撲ですね」と語った。
引き落としで勝った琴恵光が両手を上げたポーズを取ると、視聴者からは「バンザーイ」「なかなかレアな瞬間」といったコメントが続々と寄せられた。（ABEMA『大相撲チャンネル』）
