三笘薫

 マンチェスター・Uがブライトン所属の日本代表FW三笘薫に興味を示しているようだ。20日、『デイリーメール』や『ミラー』など複数のイギリス紙が伝えている。

 今シーズンからプレーするブライトンで、センセーショナルな活躍を披露している三笘。プレミアリーグではここまで20試合に出場し、6ゴール4アシストをマーク。元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が選ぶチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベストイレブン)にも複数回に渡って選出されている。また、カラバオカップで3試合出場1ゴール、FAカップで4試合出場2ゴール2アシストを記録するなど、チームの攻撃の中心選手として活躍している。

 三笘をめぐっては国内外の複数の強豪クラブからの関心が噂されており、今シーズン終了後にステップアップの移籍を果たす可能性があるとも伝えられている。今回の報道によると、マンチェスター・Uも三笘に関心を寄せるクラブの一つであり、ここ数週間は複数回に渡ってブライトンの試合にスカウトを派遣し、同選手のプレーを注視しているという。

 国内の複数クラブからの関心が明らかになっているアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターやエクアドル代表MFモイセス・カイセドと同じく、夏の移籍市場での流出も危惧されている三笘。ブライトンのCEO(最高経営責任者)を務めるポール・バーバー氏は「プレミアリーグの右サイドバック(SB)が三笘との対戦を楽しむことはないだろう。トップレベルの選手でさえ、彼を止めるのに苦労しているからね」と三笘の能力を称賛した上で、次のように同選手の去就に関して強気の姿勢を示した。

「明らかに彼は次の移籍市場で注目を集める選手の1人だろう。我々はそのことを理解しているし、準備を進めている。今は、彼がシーズン後半戦でも素晴らしい活躍ができるように願うばかりだよ。我々は財政面でも非常に運に恵まれている。存続のために選手を売らなければならないというようなクラブではないんだ」

 なお、一部ではブライトンが三笘との契約延長に向けて動いているとも報じられている。