アンドレ・オナナ

 マンチェスター・Uとチェルシーが、インテル所属の元カメルーン代表GKアンドレ・オナナに関心を寄せているようだ。22日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在26歳のオナナは昨年夏にアヤックスからフリートランスファーでインテルに加入。程なくして元スロベニア代表GKサミール・ハンダノヴィッチから定位置を奪取すると、今シーズンはここまで公式戦28試合に出場。クリーンシート(無失点試合)は「14」を数えるなど、安定感あるプレーでチームを最後方から支えている。

 そんなオナナに対し、プレミアリーグのビッグクラブが関心を寄せているようだ。今回の報道で名前が挙がったのは、マンチェスター・Uとチェルシーの2クラブ。両クラブとも来たる夏の移籍市場に向けて同選手の動向を注視しているとのことで、評価額は6000万ユーロ(約86億円)から7000万ユーロ(約100億円)程度に上ると伝えられている。現時点でインテルにオナナを手放す意思はないものの、上記の金額でのオファーが提示された場合、抵抗することは困難だと『ガゼッタ・デロ・スポルト』は伝えている。

 こうしたこともあり、インテルはオナナ流出に向けて後釜となるGKのリストアップをすでに開始している模様。報道によると、中でもエンポリ所属のイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオの動向を注視しているという。現在26歳のヴィカーリオは2021年夏からエンポリに在籍。現在は負傷離脱中となっているが、今シーズンはここまでチームの正守護神として公式戦25試合に出場している。近年の活躍が評価され、昨年9月にはイタリア代表入りを果たした。

 オナナの活躍の影響もあり、今シーズンはセリエAで3位、チャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出、コッパ・イタリアでベスト4進出とここまで好成績を収めているインテル。果たして、来シーズン以降も守護神を留めておくことは出来るだろうか。今後の各クラブの動向に注目が集まる。