オランダサッカー協会(KNVB)は23日、5選手がウイルス感染により、同国代表から離脱したことを発表した。これに伴い、3選手の追加招集も併せて伝えている。
第2次ロナルド・クーマン政権下の初陣を明日に控えるオランダ代表だが、GKバート・フェルブリュッゲン(アンデルレヒト/ベルギー)、DFスヴェン・ボトマン(ニューカッスル/イングランド)、DFマタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ)、MFヨエイ・フェールマン(PSV)、FWコーディ・ガクポ(リヴァプール/イングランド)の5名がウイルス感染により、代表活動から離脱するアクシデントが発生。これに伴い、GKキエル・スヘルペン(フィテッセ)、DFステファン・デ・フライ(インテル/イタリア)、MFライアン・グラフェンベルフ(バイエルン/ドイツ)の3名を緊急で追加招集している。
オランダメディア『NOS』は22日、 オランダ代表主将DFフィルジル・ファン・ダイクが「水曜日の夕食のチキンカレーが感染の原因か? いや、その話がどこから来るのかわからない。自分も同じものを食べたけど、おいしかった。それが原因なのか手がかりがない」と一部メディアの憶測を一蹴。また「かなり奇妙に感じる。グループアプリで突然、何人かの選手が帰国するとか、病気になったとかいうメッセージが流れてきたからね。ちょっと衝撃的なことだった」と心境を吐露した。
さらに、クーマン監督も「憶測を語る時期ではない。KNVBや医療スタッフも考察してくているが、まだ感染源は発表されてはいない。私はフットボールと向き合うよ」としつつ、「火曜日にはすでに、数人のスタッフが100パーセントの体調ではなかった。私はあの料理が犯人だと断定するのは、間違っていると思う」と自身の見解を示している。
24日に行われるEURO2024予選・グループB開幕節でフランス代表と対戦するオランダ代表。グループ最大のライバルとの大一番前日に、緊急事態に見舞われた同国代表だが、この状況にうまく対処することができるのだろうか。