【キリンチャレンジカップ2023】日本1-1ウルグアイ(3月24日/国立競技場)
日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表と国立競技場で対戦。前半にレアル・マドリードで戦うバルベルデにゴールを許して0-1で折り返したものの、後半、途中出場の西村拓真(横浜F・マリノス)が値千金の同点弾をマーク。南米の強豪を相手にした"第2期・森保ジャパン"の初陣を引き分けで終えた。
FIFA ワールドカップ カタール 2022でベスト16の成績を残したチームをアップデートし、森保一監督が続投する形で再スタートを切った日本代表の最初のゲームは、国立競技場に6万人超を集めたホームで行われた。
開始早々から三笘薫(ブライトン/イングランド)がチャンスを生み出すなど、期待感のある立ち上がりを見せると、その後も右サイドバックでスタメンに抜擢された菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)が攻守に躍動するなど、相手にシュートを許さず、逆にいくつかのチャンスを生み出す展開に持ち込んでいた。
しかし38分、日本はウルグアイに右サイドから攻め込まれると、相手のレアル・マドリードでプレーするフェデリコ・バルベルデの強烈なボレーシュートを被弾。これは右ポストに弾かれたものの、跳ね返りをそのまま走り込んだバルベルデに頭で押し込まれてしまった。1点のビハインドで試合を折り返した。
迎えた後半も積極的にチャンスを伺う日本は、61分、浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)に代わって上田綺世(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)、堂安律(SCフライブルク/ドイツ)に代わって伊東純也(スタッド・ランス/フランス)を投入。すると早速、伊東が見せた。19分、ボックス内の右から中へと走り込んできた伊東が倒され、主審はPKの判定。キッカーには鎌田が準備していたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、無効の判定となってしまった。
その後、75分に守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)に代わって田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)、鎌田に代わって西村拓真(横浜F・マリノス)を投入すると、その采配がズバリ的中した。
右サイドから崩した日本は、伊東のクロスを中央の上田がスルーすると、中央へ走り込んだ西村がフィニッシュ。投入からわずか29秒、ファーストタッチでゴールを奪ってみせた。その後も勝ち越しを狙った日本だが、ゴールを奪うことができず。再スタートの初陣を1-1で終えた。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)
(C)浦正弘