【キリンチャレンジカップ2023】日本1-1ウルグアイ(3月24日/国立競技場)
日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表と国立競技場で対戦し1-1で引き分けた。1点を追いかける後半、同点ゴールを挙げたのは、途中交代からわずか26秒後の西村拓真(横浜F・マリノス)だった。試合後、西村は、「狙い通りだった」「まだまだ物足りない」「新しい風を起こしたい」と貪欲な姿勢を示した。
75分に奪ったゴールは、右サイドの裏を突破した伊東純也のクロスから、西村拓真が中央に走り込んで合わせたものだった。2人そろって、わずか"26秒"前に投入されたばかりだったが、彼らには明確な狙いがあった。
「(伊東)純也くんと「あそこ入って来い」って今日話し合っていたので、本当にその通りになりました」
前日の練習からイメージしていた形を、いきなりの実戦で結果に結びつけた。
角田涼太朗が怪我で辞退したことで、横浜F・マリノスから選ばれたのは西村のみだ。Jリーグから選ばれているメンバーが決して多くはないなかで、自分の置かれている立ち位置は明確に意識していた。
「まだまだワールドカップ組との差は大きいですし、僕たち新しい選手がどんどんギラギラして、もっと結果を出して、本当に脅かしていくつもりでやっていかないとレベルアップにつながらないと思う。まだまだ物足りない。もっともっと上を目指してやっていきたいです」
森保一監督が指揮する"第2期・森保ジャパン"の初陣で、大きな一歩を踏み出した西村だが、あくまで2026年の次回大会に向け、スタートラインに立っただけだ。「アピールという認識はないですけど、チームが勝つために自分の存在価値どんどん示して、新しい風を起こしたい」。次戦、28日のコロンビア戦でも虎視眈々と"主力組"の座を狙っている。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)
(C)浦正弘