プレミアリーグは、同リーグのファイナンシャルフェアプレー(FFP)に違反した疑いがあるとしてエヴァートンを起訴した。24日、イギリスメディア『BBC』が報じている。
『BBC』によると、プレミアリーグはエヴァートンの違反疑いについて、2021-22シーズンまでの期間に発生したということ以外、具体的な内容を明らかにしていない模様。なお、今回の件については独立委員会が審理することになる。
エヴァートンは2022年3月、2020-21シーズンの損失が1億2,090万ポンド(約193億3,000万円)であることを発表。3年間の損失が合計で3億7,200万ポンド(約594億7,000万円)となり、プレミアリーグのルールで認められている金額の3倍以上となっていた。
エヴァートンは、24日にクラブ公式サイトにて声明を発表。「プレミアリーグが、我々のFFP違反疑いについて独立委員会へと審査を委ねることを決定したと聞き、失望しています」とコメントした。
「我々は、コンプライアンス違反の申し立てに強く異議を唱え、独立した専門家チームとともに、すべての財務規則および規制を遵守していることに完全なる自信を持っています」
「独立委員会に対し、我々の立場を断固として弁明する用意があります。クラブは数年にわたり、オープンかつ透明性のある情報をプレミアリーグに提供し、常に最大限の誠意を持って行動することを意識してきました」
エヴァートンは、意図的なFFP違反を否定。「クラブとしては、現時点でこれ以上コメントすることはありません」と、今後の状況を注視する姿勢を声明で明かした。
また、プレミアリーグは24日の声明で、独立委員会による調査は「秘密裏かつ非公開で行われる」と述べている。