ラスムス・ホイルンド

 ユヴェントスは、アタランタに所属するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの獲得に関心を示しているようだ。26日、イタリアメディア『Calciomercato』が報じている。

 2003年2月4日生まれのホイルンドは現在20歳。“名門”コペンハーゲンでプロキャリアをスタートさせた同選手は、シュトルム・グラーツ(ハンガリー)を経て、2022年夏にアタランタに加入した。1年目ながらここまで公式戦25試合に出場し8得点を記録。また同年にデンマーク代表デビューを果たすと、今月23日のフィンランド戦でハットトリックを、26日のカザフスタン戦でも2ゴールを挙げるなど、今注目の若手ストライカーだ。

 そんなホイルンドに対して、ユヴェントスが関心を強めている模様。『Calciomercato』によると、実は昨夏にユヴェントスやミランも同選手を注視していたが、最終的に獲得に名乗りを挙げたのはアタランタだけだったとのこと。それでもオファー見送りから数カ月が経った今、ユヴェントスの関心はより具体的なっていることを指摘している。

 ユヴェントスでホイルンドの名前が再浮上した理由としては、FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの後釜に据えたいと考えているからのようだ。2022年1月に移籍金最大8000万ユーロ(当時レート約103億円)で獲得したヴラホヴィッチだが、今季はここまでセリエA18試合で8得点とフィオレンティーナ時代の活躍は鳴りを潜めている。クラブ上層部も来夏の移籍市場での“非売品”とは考えておらず、適切なオファーが届けば売却を検討する意向であることを併せて伝えている。

 昨季は11年ぶりの無冠に終わり、今季もセリエA優勝は絶望的なユヴェントス。タイトルを渇望する“ヴェッキア・シニョーラ(クラブの愛称)”は早くもヴラホヴィッチに見切りをつけつつあるが、来夏の移籍市場ではどのような動きを見せるのだろうか。