立ち技格闘技K-1で、前人未到の三階級制覇を成し遂げ、昨年6月の『THE MATCH 2022』で那須川天心選手と激闘を繰り広げた武尊が、約1年ぶりにリングに戻ってくる。その舞台は6月24日(土)にフランス・パリで行われる『Impact in Paris』。ISKAタイトルマッチで、ベイリー・サグデン選手と激突する。
なお武尊はABEMAと専属のPPVファイター契約を締結。今後ABEMAは、武尊の試合を独占生中継していくことになるが、武尊は1試合ごとに最低1億円の報酬が保証され、視聴売り上げの実績に応じて追加報酬を得ることになる。
今回の契約、および復帰戦の発表に際して、武尊は「僕が日本人初のPPVファイターとなりますが、現役の選手として試合を続けていく上でも、この契約はモチベーションにも繋がりますし、海外のスポーツ界のようにPPVがもっと浸透して、格闘家がスポーツ界でももっと評価され、格闘技界がさらに夢のある業界になるよう、PPVというビジネスをより大きくしていくために頑張りたい。この契約が今頑張っている選手やこれから格闘家を目指そうとしている人たちにとってもいいモデルとなるように、そしてもっと発展していくように、これからも努力していきたいと思います」と意気込みを語っている。
また、初めて今回の契約について聞いた時の気持ちについては「嬉しい気持ちとビックリした気持ち。前回の『THE MATCH2022』でPPVで放送してもらったことで、海外のアスリートのようにアスリートが認められて、そこに対する対価がしっかり払われるように格闘技界にもなっていくのでは。この契約をいい形で次の世代に繋げていけるように、次の復帰戦に絶対に勝って盛り上げていきたい」と心境を明かし「僕の事を知らない人を熱狂させたい」と力強く続けた。一方、サグデンは武尊について「限られた日本の中で、限られた選手と戦ってきただけ。世界に出ることの厳しさを教えてやりたい」と返り討ちに自信をのぞかせた。
武尊の復帰戦のチケットは5月1日(月)より開始される予定。株式会社STRの代表取締役に就任し、格闘家だけでなく実業家としても活動する武尊。今後の活躍に注目が集まる。