バイエルンの後塵を拝して10年…ジャンらが首位で迎える“頂上決戦”へ「勝つためにミュンヘンに行く」

 ドルトムントのスイス代表GKグレゴール・コベルとドイツ代表MFエムレ・ジャンが、ブンデスリーガ第26節バイエルン戦に向けて意気込みを語った。29日、ドイツ誌『Kicker』が伝えている。

 2023年内のブンデスリーガ9試合で8勝1分と絶好調なドルトムントはブンデスリーガ第25節でケルンと対戦。FWマルコ・ロイスの2ゴールを含む大量6得点で勝利した同クラブは、「2」ポイント差で背中を追っていたバイエルンが逆転負けを喫したことにより、首位に浮上した。そして4月1日、第26節で11年ぶりのリーグ制覇に向けてバイエルンとの天王山に挑む。

 直近の公式戦数試合は負傷により欠場が続いているものの、シーズン序盤戦から守護神として君臨してきたコベル。バイエルン戦の出場については「僕は確実にフィットしてきている。(監督の判断次第だが)状態は戻っているし、準備万端だ」と自身のコンディションに問題ないことを強調した。

 さらに、同選手は「僕たちがこのような結果を得ることができたのは、ここ数週間で自分たちのクオリティを発揮できたから。その報酬が1位というものなんだ」と口にしつつ、「週末は非常に厳しい戦いになる。だからこそ、ミュンヘンでの勝利は大きな一歩になることは間違いない」とバイエルン戦に思いを巡らした。

 またジャンも、敵地『アリアンツ・アリーナ』での頂上決戦に闘志を燃やす。今年1月以降は好調なパフォーマンスを維持すると、先日のインターナショナルマッチウィークでEURO2020以来のドイツ代表に招集された同選手は「困難が伴うだろうけど、自分たちを信じている。勝つためにミュンヘンに行くんだ」と高らかに宣言している。

 直近の10シーズンはバイエルンの後塵を拝してきたドルトムントは“デア・クラシカー”を制して、優勝に近づくことはできるのだろう。注目の一戦は、日本時間4月2日の1時30分にキックオフを迎える。