ミケル・アルテタ監督

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、シーズン最終盤の戦いを控えたチームにメッセージを送った。30日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 就任4シーズン目を迎えたアルテタ監督体制の下、プレミアリーグで開幕から好調を維持しているアーセナル。ここまで28試合を戦い終えた段階での戦績は22勝3分3敗・勝ち点「69」となっており、1試合消化の少ない2位マンチェスター・Cに暫定「8」ポイント差を付け、首位を快走している。プレミアリーグも残すところ10試合となっており、2003-04シーズンの無敗優勝以来となるリーグ制覇も現実味を帯びてきている。

 3月の代表ウィークを終え、いよいよ最終盤に差し掛かるプレミアリーグ。タイトル争いを占う重要な数週間を前にしたアルテタ監督は「彼らの間には結束と団結力がある。共に時間を過ごし、共にプレーするのが大好きなんだ。そしてクラブへの帰属意識も強い。これらは非常に強力な要素だ」とチームの印象を語った上で、運命のシーズン最終盤に向けた意気込みを次のように語った。

「他のクラブの結果をコントロールすることはできない。我々がコントロールできるのは、自分たちが毎日何をするのかということだけだ。どのように行動し、トレーニングし、コミュニケーションを取り、エネルギーを制御するか。そして、人々にどのようなメッセージを送るか。熱意とエネルギー、そしてこれまでやってきたことを続けるための意欲を持って、シーズン終盤を楽しまなければならない」

「我々は良い人々に囲まれているし、非常に優れたプレーヤーを抱えていると思う。彼らは改善し、学び、より良くなることに常に関心を寄せている。このグループと共に仕事ができるのは私にとって喜びだ。全員が進むべき道に従い、人々を喜ばせたいと思っている。同時に、彼らは自分たちがしてきたこと、そして互いのために協力し合ってプレーすることを愛している。それを実感することができると思うよ」

 19年ぶりの栄冠まで残り10試合。アーセナルのシーズン最終盤の戦いに注目だ。