ユヴェントスがマンチェスター・C所属のスペイン代表DFアイメリク・ラポルテに関心を寄せているようだ。30日、スペインメディア『Relevo』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現在28歳のラポルテは2018年1月にアスレティック・ビルバオからマンチェスター・Cに完全移籍加入。程なくしてセンターバック(CB)の主力に定着すると、同クラブでここまで公式戦171試合の出場で12ゴール4アシストを記録している。しかし、今シーズンは自身の負傷の影響もあり、チーム内での序列が低下。ここまで公式戦16試合での起用に留まっている。
マンチェスター・Cとの現行契約を2025年6月末まで残しているラポルテだが、マンチェスター・Cでの現状に満足しておらず、今シーズン終了後に移籍を決断する可能性があるとも一部では報じられている。すでにバルセロナなどからの関心が明らかになっているが、今回の報道によるとユヴェントスも同選手の獲得を検討しており、その動向を注視しているようだ。
主に3バックのシステムを採用しているユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、来シーズン以降の戦いに向けてCBの戦力拡充を熱望。クラブ側も指揮官の意向を汲み取り、すでに獲得候補のリストアップを開始しているようだ。アッレグリ監督をはじめとしたクラブ幹部は、ビルドアップでの貢献度も高いラポルテの能力を高く評価しており、ブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルと並ぶチームの守備の核としての活躍を期待しているという。
現時点で具体的な交渉はスタートしていないものの、ユヴェントス側は来る夏の移籍市場でのオファー提示に向けて準備を進めているようだ。なお、実際に獲得を目指す場合、移籍金は3000万ユーロ(約44億円)程度になる可能性が高いと伝えられている。