オープン戦、3月22日の日本ハム対ソフトバンクで見られた“2者連続レフトゴロ”について、元千葉ロッテマリーンズで野球解説者の里崎智也氏が「あんまり好きじゃない」と疑問を呈した。
仕掛けたのは日本ハム。4-1とリードして迎えた7回表、1死ランナーなしの場面、左打者の上林に対して、日本ハムはレフトの今川を一二塁間に置く“内野5人”の極端なシフトで対応。上林が引っかけた打球は今川の前に転がるゴロとなり2アウト。続く谷川原が叩いた打球も今川のグラブに収まり、2者連続“レフトゴロ”という珍しいプレーになった。
しかし、里崎氏はこの内野シフトが「あんまり好きじゃない」という。「バッテリーは正しい守備位置でアウトになるようにリードして配球しているわけで、シフトということはヒットゾーンを守る、つまり打たれると思われている。そのことにイラっとする」と、元捕手の立場から疑問を呈する。
一方で、「通常の守備位置で抑えるためのミーティングをしているのに、矛盾している。ヒットを打たれると思ってミーティングをしているのか、そこがどうなっているのかは聞きたい」と、MLBでは新ルールにより「禁止」となった極端な守備シフトに興味を示していた。(ABEMA『バズ!パリーグ』より)