芦澤竜誠、試合後に皇治に見せたスポーツマンシップが「最後は礼儀正しい」と話題 MMA転向に期待の声も
【画像】芦澤に絡まれ“ドン引き”のラウンドガール

 4月1日に丸善インテックアリーナ大阪で開催された「RIZIN.41」のメインイベントで皇治(TEAM ONE)と芦澤竜誠(Battle-Box)が対戦。試合は判定2-1で芦澤の勝利となったが、試合前の荒れ模様に反してクリーンな内容、そして試合後に芦澤が皇治に対して見せたスポーツマンシップにも「最後は礼儀正しい」と注目が集まった。

【画像】芦澤に絡まれ“ドン引き”のラウンドガール

 2月の対戦カード発表会見から「ザコ(芦澤)」「ナマズくん(皇治)」と口火を切り、席上で芦澤が飛び蹴りを繰り出すなど険悪ムードの中、対戦を迎えた両者。

 3月の道頓堀での船上会見では皇治に対し「バーカ」を連発し終始礼儀を欠いた芦澤だったが、試合前日のツイートでは「山梨県のジム、k-1ジム総本部、パージ東京、battle box 今まで教わった全てを出す13年の全てを出す last kickboxing match 皆さんに結果で恩返ししたい」と関係者へ感謝の言葉を綴ってリングへと向かった。

 「打たれ強いVS 打たれ弱い」という戦前の戦評。喧嘩マッチによる派手な結果を期待した人も多かったかもしれないが、皇治の持ち味を完全に消す芦澤の頭脳的な作戦からはキックボクシング・ラストファイトへの想いも感じられた。蓋を開けてみればトラッシュトークからは想像できないクリーンかつクレバーな戦いぶりで皇治を抑え込み2-1の判定でキックラストマッチを勝利で飾った。

 印象的だったのは試合後、皇治に駆け寄る芦澤の姿だ。勝利直後こそ腕を振り上げ雄叫びをあげて煽り狂った芦澤だが、深々と四方に頭を下げ、リングを去る皇治に向かっても深々と頭を下げた。試合前の印象とは違うギャップある姿に視聴者からも「最後は礼儀正しいな」「終わったら礼儀正しいのはいいな」「MMAでこれからが楽しみだ」といった好意的な声も少なくなかった。

 試合後の「ナマズ音頭」の生歌唱には「2番まで歌うのか」「もうミュートでいいだろう」「解散、解散」と辛らつな声も聞かれたが「意外と嫌いじゃないw」「アウェイでやり切るメンタルが凄い」「強心臓」と評価するファンも増えつつある。

 中継でゲスト解説を務めた高田延彦からはMMAへ転向する芦澤へ「このキャラクターは変えないで貰いたい。押し通して貰いたい」と異例のリクエスト。さらに久保優太が「これからもキャラを守って活躍して貰いたい。本当に自由で羨ましい」と続いた。芦澤の対戦相手へのリスペクトと、リング上で一貫していたフェアネスは、この試合の後味の良さを象徴するシーンだったといえる。

ⒸRIZIN FF

【画像】芦澤に絡まれ“ドン引き”のラウンドガール 
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