投稿者がスーパーの目安箱に“ポジティブな意見”を送り続けて根付いた文化に、Twitterでは「世界が全部こうなればいいのに」などの絶賛の声が上がっている。
話題を集めているのは、田中(仮)さんの投稿。近所のスーパーの目安箱には、設置当初「◯◯を入れろ」「◯◯が不快」などのネガティブな意見やクレームばかりが集まり、掲示されていた。そこで、投稿者が「この店員さんの接客が良かった」「いつも感謝」などのポジティブな意見を送り続けたところ、「◯◯さんの接客が良い」「雰囲気が良い」といった意見が掲示され、遂に“褒める文化”が根付いたという。
この投稿を見た人からは「素敵な文化ですね」「いいねを5000兆回押したい」「私も真似しようっと」「スーパーでバイトしてるけど ありがとう言われると めっちゃやる気出るんだよね」「世界が全部こうなればいいのにな」などの絶賛のコメントが寄せられ、投稿には7万件超の“いいね”が押されている(※数字は3月31日16時のデータ)。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』は、田中(仮)さんを取材。投函を始めたきっかけについて「このスーパーに限らず、お客様のご意見コーナーには、クレームや改善してほしいことがよく並んでいます。それを見るたびに『良いところもあるのに』『これじゃ店員さんが可哀想だ』と思い、『お店や店員さんに感謝している人もいる。それをしっかり伝えよう!』と意識したこと」だと明かした。
長く接客業をしている田中(仮)さんも、「お客様に対しどれだけ心を尽くしても、その場で『ありがとう』と言っていただいても、本部にそれが伝わることはございません。お客様相談室に連絡が来ることは稀です」と話す。
“褒める文化”が根付くまで、どのくらいかかったかについては「半年以上はかかっていると思います。少なくとも2月くらいからは好意的なご意見ばかりで、完全に根付いたなと感じました」と説明した。
投稿の反響については「これを機に、みなさんに“お客様のご意見箱にはお店から受けたサービスでうれしかったことや感謝の気持ちを書いてもいいんですよ。できれば名指しがうれしいですよ。上司に伝わるし、お客さんにも周知されるし、そのコメントをいただけた店員はめちゃくちゃ喜ぶしやる気が出ますよ”とお伝えできたらうれしいです」と話している。(『ABEMAヒルズ』より)
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