レスターが、チェルシーを解任されたグレアム・ポッター監督の招へいを画策しているようだ。2日、イギリス紙『デイリーメール』やイギリスメディア『talkSPORT』など複数メディアが伝えている。
レスターでは2019年2月からブレンダン・ロジャーズ監督が指揮官を務め、翌シーズンからはプレミアリーグで2シーズン連続5位という好成績を収めた。また、2020-21シーズンにはFAカップ決勝でマンチェスター・Cを下し、クラブ史上初となる栄冠に輝いた。しかし、今シーズンは開幕から低迷。プレミアリーグで6連敗を1度、4連敗を2度記録するなど苦戦が続き、28試合終了時点で7勝4分17敗の勝ち点「25」で2部降格圏内の19位に沈んでいる。
このような状況からレスターは2日、ロジャーズ監督との契約を双方合意の上で解除したことを発表。プレミアリーグ残留を目指す同クラブはラファエル・ベニテス氏やジェシー・マーシュ氏、ラルフ・ハーゼンヒュットル氏、アドルフ・ヒュッター氏などを後任候補にリストアップしているが、その中でも有力候補に挙げられているのが、同日にチェルシーを解任されたグレアム・ポッター監督だという。
報道によると、チェルシー就任前のブライトン時代の仕事ぶりを高く評価しているレスターは、ポッター監督の招へいに興味を持っている模様で、チェルシーを解任されたばかりであることから、同監督の今後の計画を知ろうとしていることが伝えられている。
なお、2019年12月にロジャーズ監督と締結した5年半契約には1000万ポンド(約16億円)相当の補償条項も付随していたものの、双方合意の上で解除したことからこの条項が発生するかは現時点では明らかになっていない。それでも、ファイナンシャル・フェアプレーの問題などから昨夏の移籍市場ではなかなか思うような補強もできなかった同クラブにとって、ロジャーズ監督の補償金の行方も新監督招へいに大きな影響を与えそうだ。