ニコ・シュロッターベック

 ドルトムントは3日、ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックの負傷について発表した。

 現地時間4月2日に行われたバイエルンとの“デア・クラシカー”に敗れ、ブンデスリーガ首位の座から陥落したドルトムント。わずか「2」ポイント差で追う首位バイエルンとの熾烈なタイトルレースが予想されるシーズン最終盤を控え、DFの主軸がしばらく戦列を離れることになってしまったようだ。

 負傷離脱が発表されたのは、今シーズン開幕前にフライブルクから加入したシュロッターベック。開幕からここまで公式戦37試合に出場し4ゴール5アシストをマークするなど、センターバック(CB)の主軸として活躍している。先月の代表ウィークでは太ももの問題によりドイツ代表からの離脱を余儀なくされた同選手だが、スタメン出場した前述の“デア・クラシカー”で再負傷。44分にマッツ・フンメルスとの交代でピッチを後にしていた。

 この度クラブが発表したところによると、シュロッターベックはバイエルン戦後に検査を受けた結果、左太ももの筋繊維と腱に断裂が確認されたという。具体的な全治期間については明かされておらず、「当面の間の欠場が確定した」とのみ発表されている。なお、3日のドイツメディア『スカイスポーツ』は、少なくとも1カ月の離脱を余儀なくされる可能性が高いと伝えている。

 この先1カ月の間には、DFBポカール準々決勝のライプツィヒ戦や、ウニオン・ベルリンフランクフルトとの上位対決も控えているドルトムント。23歳のドイツ代表DFの戦線離脱は、チームにとってかなりの痛手となりそうだ。