鎌田大地

 去就が注目されるフランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、来夏の移籍市場でラ・リーガに上陸する可能性があるようだ。3日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 今シーズン限りでフランクフルトとの契約が満了を迎える鎌田。契約延長交渉は合意に至らず、退団は既定路線とされているなかで、今月1日にはマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)がドイツメディア『ZDF』にて、「ダイチ・カマタについては、恐らく今季限りで我々のもとを去ることになる」と明言していた。

 かねてから、新天地候補としてはドルトムントの名前が挙げられおり、来夏に黒と黄色のシャツを纏うことが有力視されていた。しかし『スカイスポーツ』は、「ドルトムントと鎌田は冷え切っている。2、3週間、接触がない。彼は海外に行く可能性が高いだろう」と指摘。新たな可能性として、アトレティコ・マドリードとバルセロナのラ・リーガ勢が浮上しており、なかでも「アトレティコへの道は、ここからさらに熱くなる」と報じている。

 また『スカイスポーツ』によると、今週中にはフランクフルトを退団するかの決断を下す見込みとのこと。一部報道では、フランクフルト側が契約延長オファーを取り下げたことが伝えられていたが、最後まで鎌田の返答を待っている模様。選手本人もまだ「ノー」と拒否したわけではないものの、別れは近づいているようだ。

 かつては、日本人の成功が困難と言われ続けたラ・リーガの舞台。乾貴士、久保建英に続くのは鎌田大地なのだろうか。