シャビ・エルナンデス

 バルセロナのシャビ・エルナンデス監督が4日、翌日に迫ったコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグのレアル・マドリー戦に向けた記者会見で、同クラブへの警戒心を強めた。スペインの各メディアがコメントを伝えている。

 バルセロナは、敵地で行われたファーストレグに0-1で先勝。引き分けでも勝ち上がりが決まる優位な状況だが、シャビ監督は「(レアル・マドリードが)リベンジを果たしたいという強い気持ちでバルセロナに乗り込んでくる」と述べ、直近のクラシコ3戦で敗戦を喫している宿敵への警戒を強めた。

 さらにシャビ監督は「レアル・マドリードは逆転することに慣れていて、逆転勝利を収めてきた経験がある」と指摘し、「我々の前にいるのは、現在のリーガ王者であり欧州王者だ」と主張。その上で、「簡単ではないが、我々は彼らの支配に抗い、勝者になるために準備してきた」と続けた。

 また、シャビ監督は「我々はタイトルに飢えている。成功に対する強い意欲がある」「今年の目標はタイトル獲得だと心の底から思っていた。我々にはその義務がある。ひとつのタイトル(スーペル・コパ)は獲得したが、さらにふたつのタイトル(コパ・デル・レイとラ・リーガ)を獲得するチャンスがある。我々は、まだスーぺル・コパしか勝ち取っていない」とも語り、タイトル獲得への強い意欲を示した。

 今季5度目の“エル・クラシコ”となる一戦は、バルセロナの本拠地カンプ・ノウで5日の28時にキックオフを迎える。