プレミアリーグ第7節延期分が4日に行われ、ブライトンとボーンマスが対戦した。
1日に行われた第29節ブレントフォード戦は追い付いては突き放される展開となりながら、ブライトンは終了間際にアレクシス・マック・アリスターの決めたPKで3-3のドローに持ち込んだ。現在4戦無敗をキープしている。中2日で迎える一戦は残留を争うボーンマスとの一戦に。ブライトンの三笘薫はプレミアリーグ13試合連続のスタメン出場を飾っている。
試合の均衡が破れたのは28分。ブライトンが敵陣に押し込む展開の中、最終ラインでボールを持ったルイス・ダンクがスルーパスを送る。左サイドを駆け上がったペルビス・エストゥピニャンのクロスボールはニアサイドで跳ね返されたものの、こぼれ球に三笘が反応。ペナルティエリア左で縦への持ち出しから中央へ折り返すと、待っていたエヴァン・ファーガソンが軸裏シュートで流し込む。若きストライカーの“おしゃれ”な一撃で、ブライトンが先手を取った。
対するボーンマスは36分、敵陣で相手のバックパスを狙っていたドミニク・ソランケが自ら持ち運んでフィニッシュまで持ち込んだものの、このシュートはGKジェイソン・スティールに阻まれる。37分には敵陣でのボール奪取から、ジェフェルソン・レルマのスルーパスでハメド・ジュニオール・トラオレがボックス内に侵入。飛び出してきたGKスティールを見て左を狙ったものの、シュートはわずかにゴール左へと外れた。前半はこのままブライトンの1点リードで終了している。
後半に入って最初のチャンスを作ったのはボーンマス。ペナルティエリア手前左寄りの位置でボールを受けたレルマが左足でミドルシュート。ややドライブ回転のかかったボールはGKスティールのファインセーブでゴールとはならなかった。
その後は徐々にブライトンがボールを握る時間を増やし、チャンスの数も増加する。70分にはペナルティエリア左でクリアボールを拾った三笘が頭で繋ぐと、ダンクが頭で狙うも、ここは力無くGKネトにキャッチされた。76分にはペナルティエリア左で三笘のパスを受けたエストゥピニャンがマイナスへ折り返し、最後はパスカル・グロスが左足シュート。鋭い一撃は枠を捉えたが、GKネトがファインセーブを見せた。
後半アディショナルタイムには再びブライトンが相手ゴールに迫る。ペナルティエリア中央でグロスから斜めのパスを受けたフリオ・エンシソが切り返しからフィニッシュ。エンシソが今季初ゴールを決め、ブライトンが試合を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。ファーガソンとエンシソが得点を挙げ、ブライトンがプレミアリーグ2試合ぶりの白星を掴んだ。リーグ戦では5戦無敗に。三笘は2点目が決まった直後に途中交代となった。一方、ボーンマスは2戦ぶりの黒星となり、依然としてプレミアリーグ残留に向けた苦しい状況が続く。
この後、ブライトンは中3日で敵地開催のプレミアリーグ第30節トッテナム戦に臨む予定だ。一方、ボーンマスは同じく8日に第30節で敵地でのレスター戦が予定されている。
【スコア】
ボーンマス 0-2 ブライトン
【得点者】
0-1 28分 エヴァン・ファーガソン(ブライトン)
0-2 90+1分 フリオ・エンシソ(ブライトン)