アストン・ヴィラが、昨年10月に就任したウナイ・エメリ監督の下で好成績を収めているようだ。4日、データサイト『Opta』が伝えている。
2年目を迎えたスティーヴン・ジェラード体制の下、今シーズンの躍進を目指したアストン・ヴィラ。しかし、最初の11試合を終えて2勝3分6敗・勝ち点「9」の17位に低迷すると、昨年10月20日にジェラード前監督の解任を決断。後任に注目が集まる中、同月24日にエメリ監督の就任を発表した。
暫定体制での2試合を経て、昨年11月から本格的にアストン・ヴィラの指揮を執り始めたエメリ監督。迎えた11月6日の初陣では、マンチェスター・U相手に3-1の快勝を収め、その後もブライトンやトッテナムを相手に勝ち点「3」を獲得。2月には3連敗を喫したものの、直近ではチェルシー相手に2-0の完封勝利を収めるなど、リーグ戦6試合で5勝1分と好調を維持している。
51歳のスペイン人指揮官の下で巻き返しを見せているアストン・ヴィラ。データサイト『Opta』によると、同クラブはエメリ監督就任後のリーグ戦16試合で10勝2分4敗の成績を収め、勝ち点「32」を獲得。このポイント数は、この期間のプレミアリーグにおいて実に3番目に高い数字となっているという。アストン・ヴィラを上回っているのは、勝ち点「41」のアーセナル(17試合消化)と勝ち点「35」のマンチェスター・Cのみで、順位も暫定7位まで浮上している。
消化試合数にばら付きがあるため、あくまで暫定的な記録だが、それでもエメリ監督がアストン・ヴィラで好成績を収めていることは紛れもない事実。果たして今後、勝ち点をどこまで伸ばしていくのだろうか。スペインの“知将”が率いるアストン・ヴィラのこの先の戦いに注目が集まる。なお、同クラブは8日に行われる次節でノッティンガム・フォレストと対戦する。