スティーブ・クーパー

 ノッティンガム・フォレストは5日、スティーブ・クーパー監督が続投することを発表した。

 24シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰を果たしたN・フォレストは昨年夏の移籍市場から大型補強を敢行。夏の移籍市場だけで23選手を獲得し、イングランドのトップリーグ記録を塗り替えると、今冬の移籍市場でもコスタリカ代表GKケイラー・ナバスやブラジル代表DFフェリペなどを獲得。イギリスメディア『Squawka』では昇格後30人の選手を補強したことが伝えられていた。

 しかし、プレミアリーグでの成績は芳しくなく、直近8試合は未勝利(3分け5敗)に終わるなど、29試合終了時点で6勝9分け14敗の勝ち点「27」で降格圏内の18位ボーンマスと勝ち点で並ぶ17位に位置している。

 このような状況から、N・フォレストは昨年10月に2025年までとなる新契約を締結したクーパー監督の解任を検討していることが報じられていた。しかし、同クラブのオーナーを務めるエヴァンジェロス・マリナキス氏は5日にクラブ公式サイトで声明を発表し、同監督が続投することを強調した。

「私たちのクラブがプレミアリーグで困難な立場にいることを否定する人は誰もいないが、スティーブ・クーパーがノッティンガム・フォレストの監督で指揮を執り続けることを明確にし、メディアでの憶測や虚偽、破壊的な報道を終わらせたいと思う」

「私たちはみんな、最近のパフォーマンスに失望しており、これを緊急に対処するために多くのハードワークを行う必要があることは明らかだ。結果とパフォーマンスをすぐに改善する必要がある」

「今こそ、オーナーの私たちから、理事会、サポーター、控え室のスタッフ、コーチ、選手に至るまで、私たちのクラブに関わるすべての人が団結して、プレミアリーグの地位を確保するために戦うときだ。気を散らしたり、噂や憶測などをしている時間はない。結果を得るためにスティーブや選手からはハードワーク、決意、献身性などが必要だ。もちろん、ノッティンガム・フォレストを応援してくれているファンたちも必要だ」