フランク・ランパード

 チェルシーの暫定監督に就任したフランク・ランパード氏が、復帰した喜びを語った。6日、クラブ公式サイトが伝えている。

 チェルシーは昨年9月にトーマス・トゥヘル前監督を電撃解任。ブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜いたものの、低調なパフォーマンスが続き、4月1日に行われた第29節アストン・ヴィラ戦に0-2で敗れ、順位が11位に後退したことで、2日に今季2度目の指揮官解任を決断した。

 後任の指揮官を探していることが明らかになっているなか、チェルシーは今シーズン終了までとなる契約でランパード氏が暫定監督に就任したことを発表。8日に行われるプレミアリーグ第30節のウルヴァーハンプトン戦から指揮を執ることが決まった。

 古巣への電撃復帰が決定したランパード暫定監督は記者会見に登場し、「ここは自分のクラブだから、私にとっては簡単な決断だった」と復帰した喜びを語り、次のように意気込みを語った。

「私は非常に現実的な人間でもある。チェルシーを去ってからは別の道を歩んできたが、戻ってくるように頼まれ、シーズンの終わりまで助けられるという信念を持ってここに戻ってこられたことは本当に素晴らしいことだ。この機会を得られたことを嬉しく思うし、感謝もしている」

「私は自分自身に自信を持っているし、以前多くの人たちとは一緒に仕事もした。チームのことも、練習場、スタジアム、ファンのこともよく理解している。ファンのみんなが望んでいることを提供できるよう、この期間心をこめて最大限の努力をする」

「私の役割の説明はそれ自体が物語っているが、先走るつもりはない。自分の能力を最大限に発揮し、クラブに影響を与えられるような仕事がしたい。シーズンが終わるまでベストを尽くして、その後、どうなるかは見ていくしかない」