ジェシー・マーシュ

 降格圏の19位に沈むレスターが、今年2月にリーズの指揮官を解任されたジェシー・マーシュ氏と接触したようだ。8日、イギリスの複数メディアが伝えている。

 近年は10位以内を維持していたレスターだが、今シーズンは下位に低迷。熾烈な残留争いに巻き込まれており、今月2日にはブレンダン・ロジャーズ監督を解任し、アダム・サドラー暫定監督が指揮を執った前節のアストン・ヴィラ戦にも敗れ、現在は降格圏内の19位に位置している。

 プレミアリーグ残留を目指す同クラブは、今年2月にリーズの監督を解任されたアメリカ出身のジェシー・マーシュ氏と会談を行った模様。昨年2月にライプツィヒからリーズの監督に就任したマーシュ氏であったが、第22節終了時点で17位まで転落し、1シーズンで解任となった。

 レスターは暫定監督で残留を果たし、今夏に新監督を招聘したいと考えているようだが、降格となれば若く優秀なタレントの流出は避けられない。そのため、8日に行われるボーンマス戦の結果次第では、決断を急ぐ可能性もあるとのこと。先日には、イングランド代表MFジェームズ・マディソンに対するトッテナムなどからの関心が報じられたばかりだ。

 是が非でも残留を達成したいレスターは、あらゆる選択肢を模索。マーシュ氏の他にも、先日チェルシーを解任されたグレアム・ポッター氏や、ラファエル・ベニテス氏らも候補に挙がっているようだ。

 岡崎慎司が所属していた2016年には、前年の残留争いから一転して奇跡の優勝を果たしたレスター。今回も残留を達成し、“ミラクル・レスター”の再現なるか、注目だ。