マンUがエヴァートン相手に完封勝利! ラッシュフォード負傷交代も…リーグ戦2連勝を飾る

プレミアリーグ第30節が現地時間8日に行われ、4位につけるマンチェスター・Uは16位エヴァートンをホームに迎えた。

前節のブレントフォード戦で4戦ぶりの勝利を収めたマンチェスター・Uは拮抗するチャンピオンズリーグ(CL)出場圏争いの真っ只中。また、ケガで離脱していたMFクリスティアン・エリクセンが復帰しベンチに入った。一方、前節終了間際の劇的同点弾でトッテナムと引き分けたエヴァートンは、例年にないほど激しい残留争いに巻き込まれており、両者とも譲れない一戦となった。

前半は下馬評通り、マンチェスター・Uがボールを支配し多くのチャンスを作り出す。8分にFWマーカス・ラッシュフォードがGKジョーダン・ピックフォードとの一対一のチャンスを迎えるが決めきれない。12分にはMFアントニーがCKの流れから左足で放ったシュートはポストを直撃し、その跳ね返りをDFアーロン・ワン=ビサカが押し込もうとするもシュートはわずかにゴール右に外れた。早い段階から多くの決定機を演出したマンチェスター・Uだったが、決めきれない時間が続いた。

対するエヴァートンはイングランド代表GKピックフォードを中心とした堅守でマンチェスター・Uの猛攻を耐える一方、19分にFWエリス・シムズが右サイドでDFシーマス・コールマンとのパス交換から迎えた決定機をゴール左に外してしまう。すると前半36分、MFジェイドン・サンチョからのパスを敵ゴールエリア付近で受けたMFスコット・マクトミネイがダイレクトで右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

両チーム合わせて計26本のシュートが飛び交った前半は、マンチェスター・Uが1ー0でリードしてハーフタイムを迎えた。

後半に入るとゲームはエヴァートンの流れに。前半から一転してなかなかシュートが打てないマンチェスター・Uだったが、71分に相手のミスから追加点を奪う。DFリサンドロ・マルティネスから前線へのロングボールが短くなったところをエヴァートンのDFコールマンが上手く処理できず、それを拾ったFWラッシュフォードから中央でパスを受けたMFアントニー・マルシャルが難なくリードを広げた。

余裕の生まれたマンチェスター・Uは76分、MFサンチョに代わって負傷から久々の復帰となったMFエリクセンを投入。スタンドのファンからも復帰を祝う声援が飛んだ。しかし81分、好調を維持していたFWラッシュフォードが負傷により交代。シーズン終盤に向けての不安材料となった。試合はこのまま2-0で終了し、マンチェスター・Uはリーグ戦2連勝を飾った。一方のエヴァートンはリーグ戦3試合勝利なしとなっている。

マンチェスター・Uは次節16日にノッティンガム・フォレストとアウェイで戦う。一方エヴァートンは15日、ホームでフルアムとの対戦を控えている。