【プレミアリーグ】トッテナム2-1ブライトン(日本時間4月8日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
日本代表・三笘薫は、トッテナムに先制点を献上した直後に絶妙な抜け出しを見せ、素晴らしいシュートでゴールネットを揺らした。しかしその直前のトラップでハンドを取られ、三笘の同点弾は取り消しに。幻のゴールとなってしまった三笘の一連のプレーに、解説を務めた鄭大世氏も悔しさを滲ませた。
トッテナムでエースを務めるソン・フンミンに先制弾を許し迎えた17分、アルゼンチン代表マクアリスターがこぼれ球を拾うと、そのまま裏のスペースへと抜けだしていた三笘へパス。三笘薫は体をひねりながら上手く胸でトラップし、直接ボレーシュートを放った。これでブライトンが同点に追いついたかと思われたが、三笘のトラップのシーンでハンドを取られ得点は取り消しに。プレミアでも屈指のドリブラーの持つ高い技術が組み合わさったゴールだったが、惜しくも幻となってしまった。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は試合後のTODAY'S SELECTIONで「マクアリスターとの信頼関係ができている」とま三笘とアルゼンチン代表MFの間にある良い関係性に注目。常に前線で動き回ってスペースを窺い、前を向く準備のできているマクアリスターと、それを信頼しているからこそタイミング良く裏へ抜け出せた三笘を解説した。
その他にも「押されているにも拘らず重心がずれていない」と三笘の持つ体幹の強さを称賛したほか、倒れ込まずにプレーを続行した紳士さを褒め称えた。ただ一方で、押されたときに倒れていたらPKを獲得できていたかもしれないシーンだっただけに、鄭大世氏は悔しさも露わにしていた。
日本時間2日に行われた試合では日本人の最多記録となる7ゴール目を決めた三笘だったが、この試合では得点には至らなかった。ただこのシーンでもわかるように三笘薫が絶好調であることは間違いない。次節以降で組まれている強豪との一戦で、今回の悔しさを晴らしてもらいたい。
(ABEMA/プレミアリーグ)