リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、アーセナル戦を振り返った。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第30節が9日に行われ、リヴァプールは本拠地『アンフィールド』にアーセナルを迎えた。28分までに2点を奪われたリヴァプールだったが、42分にモハメド・サラーのゴールで1点差に詰め寄ると、87分には途中出場のロベルト・フィルミーノが値千金の同点弾をマーク。その後も勝ち越しを目指し猛攻を仕掛けたものの、逆転ゴールは生まれず、試合は2-2で終了した。
2点ビハインドの状況から立て直し、後半はプレミアリーグで首位を走るアーセナルを自陣に釘付けにしたリヴァプール。2-2で迎えた後半アディショナルタイムにはサラーとイブライマ・コナテに決定機が訪れるなど、大逆転まであと一歩のところまで迫った。クロップ監督は試合内容を次のように振り返っている。
「今シーズンの我々にとって典型的な試合だったし、アーセナルにとっても完全にオープンな試合だっただろう。最初のチャンス、そして2回目のチャンスでそれぞれ得点を与えてしまった。我々が抱えている問題はすでに大きかったが、この試合でそれをより大きくしてしまった。しかし、その後のチームのリアクションは良かったし、最終的にはスペクタクルな試合だった。しかし、チャンスがあったにも関わらず、どうして勝てなかったのかは分からない」
同点に追いついたチームのパフォーマンスを評価しつつ、ドロー決着という結果には悔しさを滲ませたクロップ監督。「2失点を喫した後のリアクション、そしてポイントを獲得できたことはポジティブだ。私の感情は狭間にあるようだが、引き分けという結果に問題はない」とコメントしつつ、対戦相手のアーセナルについて次のように言及した。
「アーセナルにとっては非常に重要なポイントだ。こうした試合に引き分けられれば、チャンピオンになる可能性は十分にあるだろう。今日の彼らは良かったが、試合に負ける可能性があったし、彼ら自身もそのことに同意するだろう。しかし、結果として負けなかったので、彼らにとってはベターな結果だろう」